メルセデス・ベンツ/メルセデス・ベンツの車種情報・試乗レポート

質実剛健 メルセデス Vクラス(2ページ目)

対座シートやスライド式テーブルなど魅力的な装備を備え、広大なインテリアスペースを持つVクラスは、ミニバンを超えて使えるクルマだ。

執筆者:松本 明彦

広大なインテリア

広大なインテリアスペース。左右両電動スライドドア。
電動スライドのスイッチオはアウター、インナーのドアハンドル、インテリアBピラー部、センターコンソール部にある。画像はBピラー部スイッチ。

試乗のグレード、V350アンビエントのリアドアは楽な電動スライド。そのスイッチはアウター、インナーのドアハンドル、インテリアBピラー部、センターコンソール部のいずれでも。リアだけでなく、ドライバーシートからも操作可能だ。しかし、挟み込み防止機能付きのスライドドアながら、腕を当てたぐらいでは、止まらないのは疑問。日本車なら軽でも付いている挟み込み防止機能は、子供の手の平を当てただけでも反転するくらい敏感だ。安全を謳うメルセデスだからこそ、あらゆるシーンに対応して欲しい。

ステップを踏んで室内に入る。床は高い。

かっちりとした一つ一つのシート。シートベルトはシート内蔵式のため、シートスライドをしても、対座でも適正な位置に装着できるのは、さすが。レザーはザクッと目が粗い質感。

フロアは高く、ドライバーシートもリアシートも、ステップを踏んでから乗り込む形。年配の方には少々つらいか?ただ乗ってしまえばフロアはフラットで、居住性も良く室内での移動も楽。さらにはこのフラットフロアを活かして、2nd、3rdシートは前後スライド、リクライニングはもちろん、脱着もでき、2nd、3rdシートをはずせば、ラゲッジスペース容量最大4500Lの、バンのような使い方もできる。その一つ一つのシートもしっかりとした作り。この辺りはさすがメルセデス。試乗のアンビエントではシートはレザーになるが、象の肌のように目の粗いザクッとした質感は、エクステリアデザイン同様、質実剛健といった雰囲気だ。

2nd 、3rdシート上にも、空調の調整スイッチ、吹き出し口が備わる。
2ndシート間の、スライド式の内臓テーブル。

インテリアスペースは広大の一言。2ndシートは後ろ向きにし、3rdシートと対座にもできる。しかも対座にしても足元は十分な広さ。2ndシート間のスライド式のセンターテーブルを引き出せば、ノートパソコンを広げたり食事をしたりといったことができる。

スライド、リクライニング、脱着も可能な2nd、3rdシート。最後部に装着した場合のラゲッジスペース。
荷物が飛び出さないよう、ラゲッジネットも用意されている。
内臓式のテーブルを引き出し広げれば、食事や仕事もできる。
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