TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

日本オリジナルのクラウン マジェスタ

「書」の心を表現し、堂々さと繊細さを共存させデザインされたクラウン マジェスタ。「もてなしの心」、日本オリジナルにこだわった個性は、世界に通用するのだろうか?

執筆者:松本 明彦


日本での使い勝手に配慮されたサイズ

トヨタ店チャネル創立60周年記念特別仕様車 クラウン マジェスタ“60thスペシャルエディション”

7月3日クラウン マジェスタがマイナーチェンジし、同時にトヨタ店のチャネル創立60周年を記念した特別仕様車“60thスペシャルエディション”を設定した。

ベルトラインはテールランプに繋がり、そのまま下に流れる。上品なデザインだ。

今回の試乗車は、このクラウン マジェスタ“60thスペシャルエディション”。ボディカラーもトヨタ店の新しいチャネルカラーのボルドーをイメージさせる、高級感のあるブラッキッシュレッドマイカ。Cタイプ、Cタイプi-Fourをベースに、プレミアムレザー、ダークブラウン本木目、ムーンルーフ、HDDナビゲーションの“Fパッケージ”に加え、マークレビンソンプレミアムサウンドシステム、専用スカッフプレート、本革キーボックス・車検証入れなどを特別装備する。

堂々としたセンターコンソール。
シートはブラックのプレミアムレザー。肌触り良く、大きくしっかりとしたシート。

マジェスタのサイズは、4975×1795×1465mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2850mm。他車と比較してみよう。

 

マジェスタは、ロイヤルサルーンと同じプラットホームで、GS、Eクラスと同じEセグメントに、やや全長が長めの大型のボディを被せている。そのサイズは今や初代セルシオ並。しかしながら全幅は、GSやEクラスと比較してやや狭めで、日本国内市場での使い勝手に配慮されていることが分かる。そしてV8 4.3Lとこれまた初代セルシオを超える排気量のエンジンを搭載しながらも、ホイールベースを見るとLSやSクラスなどFセグメントの領域を侵すことはなく、あくまでEセグメントであることも分かる。

開放的なムーンルーフも、特別装備。
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