クラフトマンシップと最高級の素材
DB9は、ワーウィックシャー州ゲイドンの新本社で生産される。まるで美術館のように美しい建物だ。 画像提供:アストンマーティン |
ボディーカラーは、淡いメタリックから明るい色合いまで、「コンテンポラリークラッシック」と「ファーストトラック」の2種類に分けられる合計20色から、またヴォランテのルーフカラーは、ブラックやサンドストームなど5色から選ぶことができる。その数は高級車らしく豊富だ。そしてその塗装と仕上げは、1台に付き25時間もの塗装工数がかけられる。
ボディーカラーは20色、ルーフカラーは5色から選択が可能。 |
一方インテリアは20色のレザー、8色のカーペット、ウッドトリムはウォールナット、マホガニー、ピアノブラック、バンブーの4種類からの選択が可能。レザーは、スコットランドのブリッジオブワイヤー社製。フルグレインレザー(銀面革)を使用する。その部位はシートやドアトリムはもちろん、ダッシュボード、センターコンソール、シート裏側までも全てが本革だ。
インテリアは、20色のレザー、8色のカーペット、4種類のウッドから選択が可能。シートのみならず、ダッシュボードやセンターコンソールまで、全てが本革だ。 |
そして試乗車ではマホガニーが付いていたウッドトリムだが、注目は他に選べるバンブー(竹)だろう。竹は、最近住宅インテリアのフローリング素材としても注目を浴びるが、クルマのインテリア素材としてはDB9が世界初。竹ならではのその清潔感ある凛とした美しいたたずまいには、何より国内自動車メーカーカーデザイナーが「先を越されたっ!」と悔しがっていることだろう。やはり日本人カーデザイナーにより日本のクルマに、最初に採用して欲しかった。
ショールームには、ボディカラーやレザーやカーペット、ウッドの見本棚が。 撮影協力:アストンマーティン赤坂 |
同じくショールームにある、アストンマーティンのレザーのかばんの中身は・・・ |
やはりボディーカラーやレザーやカーペット、ウッドの見本が。このかばんを持って顧客を訪ね、好みを聞くのだろうか。 |
ウッドは小さなストリップや薄い木板ではなく、贅沢な「シングルピース」カットを使用。ドア上部のウッドも上まで回りこみ、質感高く「厚み」を感じると共に、外から見たインテリアの風景にも気配りを見せる。
外から見ても厚みがあることが分かる、ドアに使われるウッド。シートは2+2。リアシートはペットか荷物用と割り切った方が良さそうだ。 |