FUGA風雅
センターコントロールスイッチはピアノタッチ。自然で使いやすい。 |
特徴的なセンターコントロールスイッチは、ピアノタッチと言ってピアノを弾くように、手をそのまま降ろせばその位置に操作しやすいスイッチが並んでいる。使ってみると、通常のクルマの垂直に並ぶスイッチに比べ自然で操作しやすい。このピアノタッチのスイッチレイアウトは、過去の日産のコンセプトカーにも度々登場し、もう随分前から日産が研究してきた完成度の高いものだ。ナビ画面が高い奥の見やすい位置にあるのも、セドリック&グロリアから続くフーガの美点だ。この辺りはライバル車からのアドバンテージになるだろう。
V8 4.5L 333psを実現するエンジン。エンジンルーム内も美しくデザインされた、カバーで覆われている。 |
V8 4.5Lは国産車最高の333psを実現し、ゆったりとしかしいざという時には、豪快な加速を見せてくれる。フラットライドを謳う乗り味は、そんな時にも安定感があり安心だ。フーガは元々、主題とその模倣が交互に現れる、対位法による多声音楽の形式のことだが、「複数の旋律を積み重ねた楽曲構成が、『優美さ』と『豪快さ』が調和したこの車にふさわしいという発想からネーミング」された。そして日本語の「風雅」は、上品で優美な味わいのあるという意味なのだ。(写真・文 松本明彦)
数年前から日産マークも断面が深くなりRが付いて、大きく立体的になったことにお気づきだろうか?インフィニティブランドを展開するアメリカや韓国、台湾などでは、ここにインフィニティマークが入る。 |
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