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新車時の半額!ディスカバリー3(2ページ目)

人気の高級SUV、ランドローバーディスカバリー3も、デビューして5年が経ち、ようやく新車時の半額以下から見つかるように。他にはない魅力のある車だけに、今こそチャンス!

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

レンジよりもカイエンよりも“使えるヤツ”

ランドローバーディスカバリー3 インパネ
ウッドパネルばりばりのレンジローバーに比べれば高級感は見劣りしますが(そういうポジションの車ですから仕方ありませんが)、それでも上質な室内だと思います。しかもハーマン・カードン社製のオーディオが全車標準で、HSEは14スピーカー、SEとSは9スピーカーが備わります
ディスカバリー3は、レンジローバーほどゴージャスではないけれど高級で、泥地や川も走れちゃうオフロード性能を備えているという、トヨタのランクルに近いんだけれど(というか、これがディスカバリーたる所以)、ランクルより洗練されているというところがウケたのだと思います。だからこそ、冒頭のように「ようやく」半額を切ってきたのです。人気がなければもっと安くなっていてもおかしくありません。

エンジンは、ディスカバリー3のために低速域にふったジャガー製4.4L V8と、4LのV6。いずれも泥や水の侵入を防ぐさまざまな工夫がなされています。またミッションはマニュアル操作も可能なZF社製の6速AT。全車3列シートを備えた7人乗り仕様ですが、後で追加されたG4チャレンジ(150台限定)は3列目を廃した5人乗りで、エアサスではなくコイルスプリングとなります。

全車が標準で備えるテレインレスポンスとは、プレスリリースの言葉を借りれば「オンロード、オフロードのあらゆる状況下において、車の最良のパフォーマンスを引き出すエキスパートを隣に乗せているようなものです」。オンロード(通常の路面)・オンロードもしくはオフロードでの滑りやすい路面(草/砂利/雪)・泥/轍・砂地・岩場、この5パターンの状況を選ぶと、その場面に最適なドライブパフォーマンスを発揮してくれます。

ランドローバーディスカバリー3 シート
写真は2列目の真ん中を畳んでいますが、このように2列目は畳むとキレイにフラットになります。また3席とも同じ幅があり、通常時で5人が快適に過ごせます。3列目は非常用ではありますが、それでもかなり座り心地のよいシートです
つまり「どこでも走れちゃう」と。特にスポーティとか都会派とかのサブタイトル的なものが付くSUVが多い中、数少ない硬派なヤツであるところが、ライバルやレンジなどに対しては大きなアドバンテージです。

では中古車で買う場合、どんな車がライバルとなるのか? 個人的にはオフロードの走行性などを考えると、ランクルが非常にいいライバルだと思います。しかしランクルも同様に人気が高く、また2007年にFMCして200になったばかりなので、同じ価格帯では旧型にあたるランクル100が相手になります。ランクル100も良い車ですが、デビューが1998年とディスカバリー3より古いタイプの車です。私ならディスカバリー3をオススメします。

他には、ポルシェカイエン(現行)やメルセデス・ベンツMクラス(現行)などでしょうか。半額以下とはいえ200万円台後半からのプライス。それだけのお金を投資するわけですから「何か」がなければそうそう手は出せませんよね。となると「ディスカバリーらしさ」というのはとても大切な魅力だと思うのです。レンジやランクルと同じ価格でもあえてディスカバリーを買う意味、さらにカイエンやMクラスにない魅力……ここまで見てきたように、ディスカバリー3にはそれらがあると思います。

ディスカバリー3は、私みたいな独身者が買ってもサマになりますが、7人乗りですからファミリーにもオススメしたい車です。200万~400万円と言えばトヨタのアルファードやヴェルファイア(いずれも現行型)の、中古車が狙えますが、ディスカバリー3のほうがファミリー臭がないどころか、休日もアクティブなパパ、おしゃれなママに見えるのは言うまでもないでしょう。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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