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100万以下でマルチに使えるプジョー307SW(2ページ目)

新車の軽自動車より安い価格で、ゴルフに家族旅行に、普段の買い物、子どもの送り迎え、両親が来たら一緒に食事…となんでもこなせる一台を紹介します。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

新型にキャリーオーバーされた素質と古く見えないスタイル

プジョー307SW  シートレイアウト
荷物や使い方に合わせてシートを畳んだり外したりできるのが、307SWのメリットの一つ。テーブルなど扱いやすい装備も付いています
307SWの後継モデルにあたるのが308SW。現行モデルですが、実はこれ、307SWのシャシーをキャリーオーバーしています。つまり、元である307SWがいかに優れたものであるかという証でもあります。さらに個人的な感想を言わせてもらえれば、大きな口(グリル)の開いた308SWより、シュッとした顔付きの307SWのほうが好きです。

2列目の3座と、3列目の2座は取り外しも可能。ですから普段は3列目シートを外しておいてステーションワゴンとして使い、ご主人のゴルフや奥様の買い物&子どもの送り迎えに。両親がきた時や、子どもの友達を乗せる場合に3列目を取り付ければいいのです。取り外しが面倒なら3列目シートを畳んでおくこともできます。

全長4420mm×全幅1760mm×全高1585mmのボディは、ホンダの7人乗りミニバンであるストリームより全長が150mmも短く、全幅で65mm広く、全高は40mm高いというサイズ。そこに2Lエンジンと4ATと組み合わさります。このサイズ感で、バックソナーも標準装備ですから、普段は奥様の街乗り用としても手頃なのではないでしょうか。

プジョー307SW  シート
7人それぞれが自分のシートを持つ感じで独立しています。一つ一つしっかりと作られていて長距離でも問題ありません。ただし3列目はスペースが小さいため、大人には向きません
2列目の乗員用には、フロントシートのシートバックには折りたたみ式のテーブルが備えられています。また、2列目中央席を畳めばカップホルダーや小物入れが現れます。1.33平方メートルという巨大なガラスルーフは2列目シートの後端まで達します。もちろん15秒でガラス部分を覆う電動シェード付き。もちろん、インテリアはフランス車らしい、センスのある仕上がりです。

確かに100万円以下ですが、見た目が古くさくないのもMADE IN FRENCHだからでしょう。しかも、国産車やドイツ車などに比べ知名度が低いこともあって新しいのか古いのかわからない、ということもあります(例えば旧型ゴルフワゴンと比べてみてください)。とはいえ7座すべてのシートベルトが3点式であったり、リアサスペンションは荷物の重量に合わせてダンピングを調整するなど「本気」度合いが、国産のこの手の車とは異なります。

新車の軽自動車より安い価格で、ゴルフに家族旅行、買い物に子どもの送り迎え、両親が来たら一緒に食事をこなせるプジョー307SW。子どもにウケのよいガラスルーフから、雲や木々の流れる風景を見れば、大人だって気持ちがいいに違いありません。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。100万円で十分あなたの生活を彩る一台が見つかります。一度、探してみててはいかがでしょう。

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