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海外旅行保険(4ページ目)

海外旅行先での病気やケガ、盗難など被害にあったときに補償してくれるのが海外旅行保険です。出発前のわずかな負担が、いざというとき役立ちます。転ばぬ先の杖・海外旅行保険のイロハを特集します。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

各保険会社の海外旅行保険を比較検討 

海外旅行保険を取り扱う代表的な保険会社と商品について簡単にまとめました。基本的には各社ともに、24時間対応、キャッシュレス・メディカルサービス、サポートデスクの設置など、サービスの内容が似通います。また、ネット専用保険の場合、出発日当日も申し込み可能(クレジットカード決済)なのが一般的です。

東京海上日動
24時間、年中無休のサポート体制。東京海上日動海外総合サポートデスク。キャッシュレス・メディカルサービスは70都市以上250もの提携病院数。現金盗難の場合の保険金(現金)受け渡し箇所は、世界15万ヵ所。日本最大の保険会社だけに信頼が厚い。

三井住友海上
海外旅行総合保険のほか、ネット専用保険ネットde保険@とらべるを用意。短期の旅行の場合(欧米オセアニア方面であれば旅行期間が26日以内、アジアは92日以内)にお得で、最大30%オフのセットプラン・タイプ。リピーターなら5%割引あり。他社にない特色ある特約(緊急歯科治療費用・ペット預入延長費用・現地弁護士費用・テロ等対応費用)も。

損保ジャパン
リスク細分型の海外旅行保険が大人気。ネット専用保険新・海外旅行保険off(オフ)!は保険料が最大40%オフになるうえ、基本契約は治療のみのセミオーダー型。その他補償は、着脱自由で選べるという自由度の高さが人気の理由。カード付帯保険のカバー商品もあり。お得さが際立つ。

ジェイアイ傷害火災
JTBとAIGの共同出資による保険会社だけに、旅行保険や現地事情に精通するスタッフが世界55都市のJiデスク・Jiラウンジで対応。海外39都市で、軽度の治療費であれば5万円まで現地にて保険金支払が受けられる。ワーホリや留学、駐在、ロングステイ対応のONLINE契約サービスで保険料をネットシミュレーション可。

AIU保険会社
海外旅行保険の老舗で世界130の拠点数、日本語対応も万全の外資系保険会社(米国AIGグループ)。治療・救援費用特約の保険金(支払限度額)を無制限にした商品も。契約期間31日以内なら既往症・持病にも対応する特約を自動セットなど画期的。ネット加入者にトラベルカルテ(簡易健康診断書)の無料プレゼントあり。

エース保険
旅行会社での取扱いが多く、日本語サービスセンターも。ベーシックプランのほか、カード付帯専用のカバー商品・シフトアッププランが人気。いずれもオンライン契約が可能で、旅行期間が3ヵ月までの場合は直接ネット上で手続きが完結できる。

日本興亜損保
日本興亜トラベル安心パックの名称で、68都市163病院と提携。中国限定のメディカルサポートサービスあり(台湾および香港・マカオを除く)。滞在中、電話での健康相談に専属医師がつくというもので、中国出張者にもおすすめ。

あいおいニッセイ同和損保
国内外で補償されるタフ・ケガの保険の場合、携行品損害補償を基本の備えプランに加えることで旅行中のトラブルをカバーできる。

ソニー損保
出発当日の21時まで契約可能、契約証書のペーパーレスなら300円割引と、お得感が。見積もり・申し込みともにネットでできる。24時間日本語対応、医療機関のキャッシュレス治療はもちろん、満21週目までの妊婦(旅行期間31日まで)、鳥インフルエンザなど特定感染症への補償もある。さらに携行品は新価対応というスグレもの。

海外旅行の味方 クレジットカードの付帯保険

クレジットカードの付帯サービスの一つに保険機能があります。クレジットカード付帯保険による補償額や諸条件は、クレジットカード会社やカードの種類によって異なります。まずは、利用条件が利用付帯であるか自動付帯であるかを確認しましょう。

なかには、旅行費用をカード決済しないと補償が付かない場合もあります。また、補償の開始がカード発行から1ヵ月後といったケースもあり、思わぬところに落とし穴も。一般にカード付帯の補償は最長で90日(海外旅行保険は180日が基本)。さらに、複数社のカードを保有している場合、補償額が合算とは限りません。

できれば一度、自身が所有するカードの補償内容や連絡先、手続きの方法等を確かめ、いざというときに備えましょう。また、足りない部分を補うための上乗せ保険商品(カバー商品)を選ぶなどして、充実させるよう努めましょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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