中古車/中古車の買い方

販売店にだまされないための裏技を覚えろ! 販売店での必勝トーク集5選

「販売店になめられない」「調子の悪い物件をつかまされない」ために、販売店の店頭で使いたい質問を紹介。クルマに詳しくない人でもすぐに使えて便利です。

執筆者:大江 治利

あまりクルマに詳しくない人にとって、中古車販売店へ物件を見に行くのって勇気が必要ですよね。なんとなく「店員に騙されるんじゃないか」とか「質問したら最後、買うまでつきまとわれるんじゃないか」などの不安を抱く人も少なくないと思います。

そこでこの項では、「販売店になめられない」「調子の悪い物件をつかまされない」「悪質な売り方に引っかからない」ために、販売店の店頭で踏絵として使いたい質問を5つピックアップしました。クルマに詳しくない人でもすぐに覚えられるので、意味を理解したらソク、使ってくださいな。

【その1/修復歴】
「このクルマ、修復歴はありますか?」
誰もが気になる修復歴(事故歴)の有無。判別法を必死でマスターするより、この一言を発する方が有効だ。なぜなら事故歴を隠して販売された場合は、クルマの返却が可能だから。ゆえに結論は最終的に必ずYESかNOで出させて、契約書にその旨一筆加えてもらうこと(もちろんその契約書は保存しておくべし)。「ちょっと当たってるけど調子はいいっすよ」なんて答えが返ってきたら、120%事故車だと思ってよい。

【その2/程度の判別】
「このクルマ、程度はいいですか?」
真の目的は程度の良し悪しを答えてもらうことではなく、販売店の売り方(営業姿勢)を見抜くことにある。そりゃー店員は「いやー、全然だめっすね」とは死んでも言わないが、あえて悪い部分を説明してくれるなら好感がもてる。また「程度がいい」と言うなら、なぜそう判断しているのか、単刀直入に聞こう。結果的に程度の良否判別法を伝授してもらえるかもしれない。

【その3/仕入れ】
「仕入れはオークションからですか?」
最近の仕入れの主流は、中古車オークション。オークションに出品される中古車は必ず、クルマの客観的な程度を5~7段階で表す「評価点」を査定士によってつけられている。もし仕入れがオークションの場合は、「どこのオークション会場で、評価点は何点だったのか」を質問しよう。答えが返ってきても意味が分からないだろうが、それから「実は詳しくは知らないんだけど、それって良いの悪いの?」と聞いても構わない。

【その4/契約】
「契約は今日じゃなくてもいいですよね?」
多くの販売店で、「いや、とりあえずこの見積りに名前と住所を書いて、1万円でもいいから置いていって」と切り返されるだろうが、販売店が遠距離だとか、超忙しくて今度いつ販売店に来れるか分からない、という場合以外は、クルマを見に行ったその日にソク契約というのは避けたほうが無難。一晩冷静に考える時間を得るために、契約はその日にしないことを自分にも言い聞かせよう。

【その5/諸費用】
「法定費用分は領収書をもらえますよね?」
例えば自動車税は、車検証上の前所有者とあなたが同一都道府県内に住むならば負担は発生しないのだが、「税金」という名目で徴収される場合がある。これを牽制するために、上記のセリフは有効。ただ、「~未経過相当額」という表現だとその限りではなく、税金ではなくあくまで手数料としての徴収になる。ま、牽制したところで、結局のところなんだかんだ言って取られるんだけどね。ただ、諸費用の名目に納得できなければ、その店での購入は見送ったほうがよい。

重要なのは、質問後の店員の対応を読み取ることです。そこを理解して的確に使い分けてください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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