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インテリジェントパーキングはどちらが得?

車庫入れが苦手という人は多いようですが、トヨタとホンダから新しい駐車支援システムのインテリジェントパーキングシステムが発表・発売されました。どちらが使いやすく、お得がを検証してみます。

執筆者:松下 宏


カローラのほうが安上がり

車庫入れが苦手という人は多いようですが、トヨタとホンダから新しい駐車支援システムのインテリジェントパーキングシステム(ホンダはスマートパーキングシステム)が発表・発売されました。

システムには多少の違いがあって、トヨタのシステムでは駐車スペースを確認して、バックするところまでクルマがやってくれる方式となっています。これに対してホンダの方式は、車庫入れが難しいのはバックを始める場所を確定するのが難しいからとの判断から、バックを始める位置まで案内し、そこからバックするのはドライバーに任せるという方式を採用しています。

トヨタのものが本格的なものだとしたら、ホンダのものは簡易型ともいえるでしょう。セレクターレバーを操作してリバースギアに入れるのはドライバー自身ですが、バックするところまでやってくれるトヨタの方式は、駐車スペースを確認してくれることも含めて、相当に親切な方式といえます。

トヨタのインテリジェントパーキングシステムはLS460にクリアランスソナーとセットでオプション設定され、カローラアクシオでは1.8L車に標準で、1.5LのCVT車に4万2000円でオプション設定されています。カローラフィールダーではHDDナビとセットかあるいは5.8インチディスプレー&CDプレーヤー、AM/FMラジオなどとセットで10万5000円のオプションです。

アクシオではバックモニターが標準で、液晶が全部についているのでインテリジェントパーキングシステムだけの価格なら4万2000円ということです。フィールダーでは液晶ディスプレーを買うことから始めないといけないのほか、オーディオも含まれるため価格が10万5000円になります。

一方ホンダのスマートパーキングシステムはトヨタのものに比べるとやや機能が低いのにもかかわらず、価格は5万2500円とやや高めに設定されています。単純な比較は難しいのですが、液晶ディスプレーを必要としないタイプで5万2500円ですから、液晶の価格を別にしたアクシオの4万2000円と比較しても高めの設定といえます。フィールダーのように液晶から装着しなければならなくなると、出費の額は多くなるものの、トヨタの方式のほうがやや安上がりと見ることができます。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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