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VWゴルフプラスとメルセデスBクラスを比較

昨年VWが発売したゴルフプラスと、メルセデス・ベンツBクラスは、日本ではともかく本国ではライバル車として競合する関係にある。この両車の性能や価格などを比べてみたい。

執筆者:松下 宏


ブランド力ならベンツBクラス、実用性ならゴルフプラス

昨年VWが発売したゴルフプラスと、今年ダイムラー・クライスラーが発売したメルセデス・ベンツBクラスは、日本ではともかく本国ではライバル車として競合する関係にある。この両車の性能や価格などを比べてみたい。

●外観デザイン
ゴルフの全高を85mm上げ、ミニバンに匹敵するユーティリティを実現したゴルフプラス
ゴルフプラスは大きなVWマークの入ったグリルなどによっていかにもゴルフらしいデザイン。一方のBクラスもフロントグリルに大きめサイズのスリーポインテッドスターが鎮座していていかにもベンツらしいデザイン。それぞれの個性が明確になっていることを評価していい。
ボディサイドのデザインはウェッジの効いたデザイン処理をしたBクラスのほうが断然カッコ良い。全高は同じなのにゴルフプラスのほうはややぼてっとした印象で、Bクラスはシャープなイメージが感じられるからおもしろい。


●インテリア
ゴルフプラスのインテリアの雰囲気は質実剛健といか割とシンプルな印象。Bクラスのほうも基本的には機能性を重視したはデザインだが、金属調の塗装を施したパネルなどによってやや質感の高さを感じさせる。

室内の広さはフロントシートに関してはまあ互角。Bクラスは横幅がやや広いが、フロントシートに座った感じはゴルフプラスも十分に広い。ただ、ホイールベースの長さが影響して、後席の足元やラゲッジスペースなどではBクラスのほうが優位に立つ。

●動力性能
ゴルフプラス1.6Eの直噴DOHCエンジンと、B170のSOHCエンジンはパワー&トルクの数字が同じ。ともに85kW/155N・mの動力性能だ。発生する回転数はB170のほうがやや低いが、排気量の違いをカバーするだけの性能をゴルフプラス1.6Eは備えている。トランスミッションはゴルフプラスがティプトロニック付きの6速ATであるのに大してBクラスはCVT。この判定はなかなか微妙なものがあるが、総合的に見てもゴルフプラスがやや優位か。

2.0Lエンジン同士の比較では、ゴルフプラスが100kW/200N・mであるのに対して、Bクラスは100kW/185N・m。ここでは排気量が同じであるだけに、SOHCと直噴DOHCとの違いがはっきり出ている。ただし、Bクラスにはターボ車の設定があり、こちらは142kW/280N・mという余裕十分の動力性能を備えている。

ただ、Bクラスの2.0Lエンジンは正確な排気量が2034cc。これだと毎年払う自動車税がゴルフプラスに比べて5500円ずつ高くなる。ちょっと悔しい気持ちになるのも止むを得ない。

●価格
ゴルフプラス
1.6E 245.70万円
2.0GLi 284.55万円

メルセデスベンツ
B170 299.20万円
B200 346.50万円
B200ターボ 393.75万円

ゴルフプラスとBクラスの価格は上記の通り。ターボは別格だが、自然吸気エンジン同士で比べるとBクラスのほうがざっと50万円ほど高い。Bクラスは室内の広さではゴルフプラスをやや上回るものの、2.0L車同士の比較では動力性能で劣ったりしている。これを考えると、価格差はもう少し小さくても良いのかも知れない。

ただ、メルセデス・ベンツには高いブランド力があり、ブランド代として考えるとゴルフプラスとの50万円の差は納得すべきところなのかも知れない。メルセデス・ベンツのクルマ作りを信用するユーザーはBクラスを、実用性能を合理的に判断してクルマを選ぶユーザーはゴルフプラスを買うことになると思う。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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