クルマの賢い買い方・売り方/車購入ガイド

日本では見られないクルマがいっぱい! バンコクモーターショーの注目車(2ページ目)

毎年3月にバンコクで開催される国際モーターショーはアジアで東京に次ぐ規模と歴史を誇っています。欧米のメーカーの新型車は日本より先に公開されることもしばしばです。

執筆者:松下 宏

●トヨタ・アバンツァ

ダイハツがインドネシアで生産し、タイではトヨタブランドで販売されるのがアバンツァ。コンパクトクラスのボディながら、3列シートを備えたミニバンで、直列4気筒エンジンを縦置きに搭載するFRベースの4WD車です。日本にはベースモデルのない完全なアジアや新興市場の専用車です。

●いすゞ・D-MAX

ピックアップトラックが中心となるタイでは伝統的にいすゞのシェアが高く、全国に張りめぐらせた販売網をベースに、トラックだけではトヨタを上回る売れ行きを示しています。そのいすゞの主力モデルでハイラックス・ヴィーゴに対抗してフルモデルチェンジしたのがD-MAX。こちらも直列4気筒3.0Lの直噴ターボディーゼルを搭載しています。

●いすゞ・MU-7

いすゞは日本では乗用車系モデルの生産を止めてしまいましたが、タイではピックアップトラックのプラットホームをベースにしたSUV作っています。D-MAXをベースにしたMU-7と呼ぶ3列シート7人乗りのSUV+ミニバンは、ラグジュアリーな雰囲気のインテリアなどを見ると日本でも売れるのではと思わせるくらいのデキとなっています。

●キャリーボーイ

バンコクにはピックアップトラックの荷台部分を改造して居住空間に変える専門のコーチビルダーが何社もあります。写真は最も大手のキャリーボーイの手によるものです。改造車が多いのはトラックに対する税金が安い(というより乗用車の税金が高い)ため、トラックを人が乗れるように改造する人が多いえらです。写真はショーモデルなのでかなりラグジュアリーな雰囲気になっていますが、街中にはもっとシンプルな感じの改造車がたくさん走っています。
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