![](http://pro-aa.s3.amazonaws.com/aa/gm/article/1/9/4/1/1/5/01.jpg )
トヨタとダイハツの提携から生まれたパッソ&ブーンは、新しい時代のコンパクトカーだ。トヨタにとってはベーシックラインを受け持つモデルであり、ダイハツにとっては軽自動車から上級移行するユーザーの受け皿となるクルマで、それぞれのメーカーにとっての位置づけは異なるが、それが交錯する部分でクルマ作りがなされている。クルマの基本コンセプトは主にトヨタが担当し、実際の開発作業や生産はダイハツが担当するという。
![](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/1/9/4/1/1/5/02.jpg)
搭載エンジンは新しく開発された3気筒の1000ccと4気筒1300ccの2機種。売れ筋となるのは1000ccのほうだが、3気筒であるがゆえの振動や騒音が避けられない面がある。並の3気筒エンジンに比べたら良くできているが、4気筒エンジンに比べると振動や騒音が大きい。
![](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/1/9/4/1/1/5/03.jpg)
3気筒エンジンの搭載車は100万円そこそこの価格で買えるので、軽自動車とも競合するものと考えていいが、買った後の維持費も含めて考えると、任意保険料などが安い軽自動車にはかなわない。むしろ軽自動車にはない広さや5人目が乗れること、高速走行で余裕があることなどを重視して選ぶことになる。
価格的な安さはあるものの、インテリア回りの雰囲気なども軽自動車並の水準だから、安さとのバランスで使い方を考えるクルマだろう。