大きく進化したAクラスとEクラス!でも、CLSは…

今年登場したメルセデスベンツの試乗会が行われました。試乗会場が比較的空いていたのを良いことに、CLSクラス1台のほかAクラス2台とEクラス2台の合計5台に試乗しました。

Aクラスの見た目は大きく変わらなかったものの、走りは大幅に進化した
AクラスはA170エレガンスとA200エレガンスに試乗しました。たまたまというか企画で千葉さんが初代AクラスA160アバンギャルドを持ってきたのでそれと比較してみましたが、これはもう圧倒的にデキの良いクルマになっていました。前後のシートへの乗降性は良くなって、ドライビングポジションが改善されているので、走る前から良くなったことがはっきりと分かります。エンジンも1600ccと1900ccから1700ccと2000ccへと100ccずつ排気量アップされ、トルク感が向上するなどの良さが感じられます。

さらに5速ATが7速マニュアルモード付きのCVTに変わったことで、格段に滑らかな走りが得られるようになりました。ボディの全幅が大きく拡大されたのに伴いトレッドも広くなって操縦安定性が高まったのもポイントです。初代Aクラスにはサンドイッチコンセプトに基づく独自のボディ構造などほかのクルマにはない良さがありましたが、今となっては全体にがさつな印象も受けます。インテリアのクォリティがメルセデス・ベンツらしいものになったことなども含め、格段に良くなったのが2代目モデルのAクラスです。

3.5リッターに排気量を拡大した新エンジンと7ATの組み合わせは3.2リッターを大きく上回るパフォーマンスを発揮
EクラスはV型6気筒の3200ccが3500ccの新しいエンジンに変更されました。単に排気量アップされただけでなく、3バルブのSOHCから4バルブのDOHCに変わり、さらに組み合わされるATも5速ATから7Gトロニックに変わったことで、走りのフィールは格段に良くなりました。パワーそのものも200kWですから270psほどの実力ですし、トルクもしっかり350N・mを発生しています。

動力性能的には全く問題がなく、しかもE500などに採用されていた7速ATと組み合わされることで、ショックが少なくてスムーズかつ力強い走りが可能になりました。日本ではメルセデス・ベンツの中で最も良く売れているのがEクラスで、その中でもE320が良く売れていましたが、今回の改良でE350になったことで、さらに良く売れるようになりそうです。

サイズも大きく走りもソフトなCLSは日本にはちょっと…
最後にCLSクラスですが、これはベンツ好きだった私もちょっと付いていけないなという感じでした。写真を見たときには何とカッコ良いクルマだろうと思ったのですが、あまりに大きなボディを目の当たりにすると、頭を抱えたくなるような感じでした。基本メカニズムはEクラスのものなので特に問題はないのですが、乗り降りするのにも不便なボディはとてもベンツとは思えないものがあります。

関連サイト
メルセデスベンツオフィシャルサイト
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