足回りは硬めのチューニングがなされていますが、ドイツ車にありがちなゴツゴツした感じのものではなく、乗り心地にも配慮したものになっています。これはファミリーカーであるゴルフ・トゥーランの性格に合わせたものといえるでしょう。
ゴルフ・トゥーランでは安全性の高さもポイントとされています。欧州の安全基準であるユーロNCAPで5つ★を獲得しているほか、歩行者傷害についても3つ★を獲得しています。これだけ高い安全性能を確保しているのは現状ではゴルフ・トゥーランだけということです。
ゴルフ・トゥーランのは1600ccエンジンを搭載したEと2000ccエンジンのGLiの2グレードが設定されているだけです。価格は259万円と299万円で、40万円の価格差が設定されています。Eにはアルミホイールが標準装備されないほか、ルーフレールの色やフォグライト、フロント回りのバンパー形状などが異なるほか、インテリアではステアリングホイールがウレタン製のものになって、シート形状も異なるなどの違いがあります。ただ、装備に関しての違いは細かなもので、本質的な部分での違いはありません。エンジンの性能差が価格差の大きな要素といえるでしょう。
となると、走りっぷりの良さが選択のポイントになりますが、一般的には1600ccのEでも十分、多人数乗車を考えてパワーの余裕が欲しい人は2000ccのGLiを選べば良いいうところです。個人的にはEでも良いのに実際に買うとなるとGLiを選んでしまうのだろうなぁと思いますが、無理してGLiを選ばなくてもEで十分であるのは間違いありません。発売は4月6日ですが、今のうちに注文を出しておけば、次期ゴルフの走りを先取りして乗れるのもひとつの魅力でしょう。
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