さて、長期的に見て売れ筋グレードになると思われる15Fには、Fパッケージと呼ぶセットオプションが用意されていて、これが6万5000円です。さらにDSCが7万円で、SRSカーテン&サイドエアバッグが6万5000円、エアコンのフルオート化が3万円、DVDカーナビが19万円などが主なものです。トータルすると42万円になり、本体価格に加えた車両価格は190万円です。諸費用を30万円と見ても、支払い総額が220万円というのはけっこうな買い物だと思います。
20Cや23Sを選ぶと、フルオートエアコンが標準装備されるほか、パッケージの中身が変わるなどの違いが出て、多少はオプション分が安く上がりますが、20Cや23Sでも37万円分のオプションを装着したくなり、合計の車両価格はそれぞれ213万円と232万円になります。支払い総額はそれぞれ250万円弱、270万円弱というところでしょう。それでもアテンザに比べれば安いのですが、その分だけサイズが小さくなって室内が狭くなるわけですから、どちらが有利かは難しいところです。
発売されたばかりのモデルですから、リセールバリューは悪くはないでしょうが、特に良くなるとの予想も立てられません。今後の売れ行きによってはリセールバリューが高くなる可能性も秘めていますが、あまり期待しないほうが無難だと思います。長期使用を前提に買うべきクルマです。