通称「四高(しこう)」。三重県トップの公立、四日市高校
旧制二中として創立されて以来、100年以上の歴史を誇る四日市高校
「勉学と運動の両立を目標とし個性の伸長と人格の陶冶に努め、もって我が国及び国際社会における有為で心豊かな人材を育成する」ことを教育理念としています。
2010年の主な大学の合格実績は、東京大学6名、京都大学21名、大阪大学16名、名古屋大学40名、三重大学54名、名古屋市立大学10名、名古屋工業大学9名など。国立大学合格者240名のうち、既卒生は56名と合格者に占める現役生の割合が高いのが特徴です。
国際科学コースの設置やSSHなど、特色ある学校づくり
1994年には普通科国際科学コースを設置し、2003年にはスーパーサイエンスハイスクールに指定されるなど、公立校でありながら特色ある学校づくりが特徴です。2006年からは、学校経営の改革方針を細かく設定し、改革に着手。行動計画として学習指導では、学校公開やホームページの充実、生徒との面談や保護者とのコミュニケーションの重視、提出物の点検と授業評価の実施を掲げています。生活指導では、生徒が自主的に活動する場の提供、進路指導では、「ようこそ先輩事業」「進路ガイダンス」「出前授業」など、生徒の進路実現につなげるための多様な学習の機会が設けられているのが特徴です。
また、「土曜学習会」「学力向上特別集中講習」など、学力向上のために生徒に応じた指導も行動目標として掲げています。
近鉄富田駅から徒歩3分という好立地条件のほか、学校施設が充実しているのも四日市高校の特徴の一つ。4号館には食物実習室、被服実習室、2つの研修室、宿泊施設などがあり、5号館には多目的ホールのほか、図書館、2つの情報室、ゆったりくつろげるオープンスペースがあります。県下一の合格実績は、こうした整備された環境面による恩恵の賜でもあるのです。