ルノー/メガーヌ

マイナーチェンジしたメガーヌの走りは?(2ページ目)

ルノー・メガーヌがマイナーチェンジ。日本ではまずハッチバックとルノースポールから発売された。今回試乗記をお送りするのは1.6と2.0。その走りはどう進化したのか?

執筆者:森口 将之



エンジンは基本的に旧型と同じ。なぜかカバーが質素になった1.6は、走り味もあまり変わらない印象だった。一方の2.0は、3000rpmあたりのこもり音が消え、ATはファイナルのギア比が高くなったので、エンジン回転数が低くなっている。おかげで高速道路はかなり静かになった。



乗り心地は2台の差が縮まっている。1.6は、タイヤが195/65R15から2.0と同じ205/55R16になったためもあり、低速でやや固さを感じるようになった。対照的に2.0は、旧型では気になったゴツゴツした感触がほぼ消えてマイルドになった。速度を上げても、2.0はいままでよりまろやかになった気がした。



走りで旧型といちばん違うのはステアリングの切れ味だ。今回のマイナーチェンジでは、チューブ・イン・チューブ方式のステアリングシャフトを採用するとともに、シャフトをつなぐパーツをゴム製から金属製に変えた。おかげで切り始めの鈍さがなくなり、自然なフィーリングに。山道ではいままでより軽快に曲がってくれる。とくにノーズの軽い1.6はその傾向がさらにアップした。



好評のデザインはほぼそのままとした代わりに、最大の欠点といえたステアリングに改良を施した今回のメガーヌの進化は、マイナーチェンジのあるべき姿といえるだろう。とくに2.0は、エンジン音やギア比、乗り心地などいろいろな部分がよくなっていた。旧型と同等のワイドバリエーションを用意してくれたのもうれしいところ。とくに1.6と2.0の両方で引き続きMTが選べるのは、ありがたいと思う人が少なくないのではないだろうか。

リンク
ガイド記事:メガーヌがマイナーチェンジ
ガイド記事:ロードインプレッション:新型メガーヌ2.0を日本で試す
ガイド記事:ロードインプレッション:メガーヌはやっぱり1.6がいい
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