シトロエン/シトロエン

ロードインプレッション シトロエンC3プルリエルに乗る

ヨーロッパでは2003年4月に発売されていたシトロエンC3プルリエルが、ようやく日本に上陸した。1台で5種類のボディが楽しめる「モジュラーカー」の魅力をさっそくチェック!

執筆者:森口 将之


プルリエルとはフランス語で「複数」を表す言葉。その名のとおり、1台で5種類のボディ形状を持つ、世界で唯一の「モジュラーカー」であることが特徴になっている。それぞれの呼び名は、クローズドが「サルーン」、キャンバストップを開けると「パノラミックサルーン」リアウインドーをしまうと「カブリオレ」、ルーフ左右のサイドアーチを取ると「スパイダー」、リアシートを倒すと「スパイダーピックアップ」となっている。



日本仕様のプルリエルは、1.6リッターのガソリンエンジンとセンソドライブを組み合わせた右ハンドル。C3やC2でおなじみの仕様だ。ヨーロッパでは、ほかにガソリンとディーゼルターボの1.4リッターがあるけれど、1.6リッターはあちらでもセンソドライブしかない。ヨーロッパと同じ10色のボディカラーが選べるのはうれしいところ。試乗車はシックなガンメタリックをまとっていた。



2年前の国際試乗会のときと違うのは、バンパーやボディサイドのモール、ドアハンドル、ルーフ左右のサイドアーチが黒からシルバーになったこと。本国ではオプションになる「アルミニウムパッケージ」を標準装備したためだ。今回乗ったガンメタのようなカラーだと、シルバーの部分が映えて、エレガントな雰囲気。ボディカラーによってかなりイメージが変わるクルマだ。



右ハンドルの運転席は、C3と同じようにペダルのオフセットなどはなく、このクラスの輸入車としては、かなりまとも。オープンボディになったことで、サイドシルは高くなったけれど、乗り降りに影響はない。インパネはC3と共通だが、ボディパネルを回り込ませ、シルバーのグリップを前後で連続させたサイドトリムは別物だ。
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