シトロエン/シトロエン

ロードインプレッション シトロエンC3プルリエルに乗る(2ページ目)

ヨーロッパでは2003年4月に発売されていたシトロエンC3プルリエルが、ようやく日本に上陸した。1台で5種類のボディが楽しめる「モジュラーカー」の魅力をさっそくチェック!

執筆者:森口 将之

シートはオプションでレザーも用意されるが、試乗車はメッシュ素材のファブリック。フロントシートはサイドの張り出しが大きく、ヘッドレストは穴あき型になっていて、C3のやさしい座り心地とC2のしっかりしたサポート感をあわせ持つようなものだった。



リアシートは2人掛けになるけれど、身長170cmの自分が前後に余裕で座れるし、シートサイズが小さかったりクッションが固かったりということもなく、ちゃんとフル4シーターとして使える。ガラスハッチと下ヒンジのリッドからアクセスするラゲッジスペースの容量は、266リットルとこのクラスの平均レベルで、フルオープンでリアシートを倒せば1000リットルを越える。オープンカーとしてはトップレベルの実用性だ。



今回は試乗時間が1時間しかなかったので、サイドアーチは固定したままで走った。キャンバストップはダイヤル式スイッチを回すだけの電動開閉式だが、リアウインドーをしまうには、キャンバストップをさらにスライドさせたあと、ガラスハッチとトランクリッドを開け、ガラスハッチのロックを解除して、回転させるようにラゲッジスペースにしまう。時間も手順もかかるけれど、自分でクルマを作り変えていくような感じがして、けっこう楽しい。



高速道路には乗らなかったので、スピードは60km/hぐらいまでしか出さなかった。そんなシチュエーションでは、サイドウインドーを上げておけば、風の巻き込みはほとんど気にならなかった。リアウインドーはしまったほうが、風切り音を抑えることができる。クローズドのときのノイズレベルは、ソフトトップのオープンカーと同じぐらいだった。
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