ルノー/ルーテシア

ロードインプレッション ルーテシア1.2クイックシフト5(2ページ目)

ルノー・ルーテシアに追加されたエントリーモデル「1.2クイックシフト5」に乗ることができた。ルーテシアと1.2リッターエンジン、クイックシフトの相性は?

執筆者:森口 将之


エンジンは最高出力が55kW、最大トルクが105Nmと、RXTの1.4リッターを17kW/22Nm下回る。その代わり車重は5ドアで70kg軽く、990kgと1tを切っている。しかもギアボックスはトルコンを間にはさまない2ペダルMT。おかげでパワー不足は感じない。普通に走るには3000回転ぐらい回せばOKで、流れに乗るならアクセルを床まで踏み込むことはほとんどなかった。


今回の試乗車は下ろしたてで、借りたときの走行距離はなんと50km!だった。そのためもあって、エンジン音は1.4と違って、ちょっとザラついていた。トゥインゴっぽいともいえるし、サンクなどに積まれていたOHVっぽくもある。上まで回していくと、4000回転ぐらいから力強い唸りが加わるとともに、ほのかにパワーが盛り上がる。快音というわけではないが、フワーッと軽快な吹け上がりが心地よかった。100km/hは5速で3000回転+になるが、けっこう静かだった。


クイックシフトのレバーはトゥインゴとは違ってグレー1色。レバーの位置はやや遠めに感じた。シフトノブの裏にあるボタンでオートとマニュアルのモードを切り替えられ、どちらのモードでも6000回転+のレブリミットに達すると自動的にシフトアップし、逆に追い越しではキックダウン、下り坂や減速のときはシフトダウンを自動で行うなど、内容はトゥインゴと同じ。この種のシステムとしては珍しくクリープもある。ギアポジションはタコメーターの中に表示される。
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