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パリサロン直前情報・シトロエン オープンのC3と2+2クーペ(3ページ目)

シトロエンはパリサロンで、C3をベースとしたオープンモデル、プリュリエルの市販型と、2+2クーペのC-エアドリームを世界初公開する。現時点で分かる情報をお届けしよう。

執筆者:森口 将之


パリサロンで世界初公開されるもう1台のモデルがC-エアドリーム。こちらは今のところ市販予定のないコンセプトカーだ。シトロエンとしては1970~75年に存在したマセラティ・エンジンのグランドツアラーSM、88/90年に発表された最新テクノロジーを満載したコンセプトカーのアクティバ/アクティバ2に続く2+2クーペとなっているのが特徴だ。


フロントマスクは99年に発表された次期ビッグセダンのコンセプトカー、C6リナージュに似ている。でもいちばんの特徴はドアから後ろだろう。サイドウインドーは大きく内側に絞り込まれ、一方ガラスルーフはリアまでほとんどまっすぐ伸び、垂直にカットされたリアパネルがリアウインドーを兼ねている。絞り込まれた台形のリアまわりを見て、SMを思い出すのは僕だけではないだろう。Cd値は0.28と発表されている。


メカニズムの特徴は、ドライブ・バイ・ワイヤー・テクノロジーを積極的に投入していること。ブレーキやステアリングを電子制御でコントロールするという。ハイドロニューマチックを電気に置き換えたような感じだ。こうしたテクノロジーはかつてのアクティバ・シリーズでも試されていた。SMを含めて、シトロエンのクーペはエンジニアズ・ドリームカーとして位置づけられているようだ。
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