輸入車/注目の輸入車試乗レポート

日本の街を走り始めたガヤルド ガヤルドはスーパーカーか・・・(3ページ目)

昨年発表され、日本においてすでに80台以上もの受注を獲得したと言われるガヤルド。スーパーカーオタクのガイドが乗って感じた正直な感想は?!

執筆者:西川 淳


裏を返せば、それだけクルマの完成度がむちゃくちゃ高いということでしょうね。これだけ運転しやすいと、誰にでも扱えるし、それでいてサーキットをがんがん走れる高性能車であることには違いないのですから、考えようによっちゃ、これぞ新世代のスーパーカー。ランボルギーニという名前が唯一クセモノなだけで、他はあくまでもコンベンショナルな乗り物なのです。地位も名誉もあるお金持ちが安心して乗れる、ようにね。

だからボクは70年代に捕らわれた人間の私見だと言いました。そんなスーパーカーオタクを満足させたところで、ビジネスは成り立たないのです、もはや。70年代から80年代のランボルギーニはサイアクだったわけですから。その二の舞はゴメンでしょう。アウディはもちろん、ランボルギーニ自身にとってもね。

どうやらガヤルドが失敗するとアウディは見放すんだそうです、ランボを。”儲からない”ってね。それじゃ、まるで創始者フエルッチョじゃないか、というのまたオタクな見識ではありますが。

願わくばガヤルドが目論見通り新しい層にわんさか売れて、勢い余ってしびれるようなファイティングブルが出てくれることを期待したいものです。だって、フェラーリはそれができているのですから、ねえ~。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます