アウディとの技術提携、フィアット-GMの資本関係解消、さらにはフェラーリ&マセラティのVW傘下入りさえ囁かれる、大騒動のまっただ中にあるマセラティだが、意欲的な新型車をショウデビューさせた。
名前はKUBANG。クーバン、もしくはクーバング、だろうか。中身は390psのV84.2LにトランスアクスルのFRというから、まさに”クーペ”。そこに流行りのSUVクロスオーバービークルルックスを被せたカッコウだ。やや丸みを帯びたスタイリングに、個性的なフロントマスクをもつ。
昨年にアメリカ市場に返り咲いたマセラティ社では、一層の販売台数増を計るため、台数の限られるクーペ&スパイダーに加えて、このGTワゴンを送り込んだ。イタリア本国では今月中にも登場する予定という。
さらにマセラティは今年秋に開催されるフランクフルトショウにおいて4ドアセダンの発表も予定している。
名門復活なるか。メーカーそのものの行く末も含め、非常に興味深い。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。