パレルモ市内は、サイアク。そこら中でレース1周目の1コーナーバトルですから。とにかく若者からおばあちゃんまで、みんな1台でも先にゆくことしか考えていません。
少しでもスペースがあればガンガン、ノーズを突っ込んできます。こちらも負けじと、“うぉー関西人やで”と叫びながら突っ込みますが、キャツらは悔しいことに車両感覚が抜群なのです。数センチのところまで詰める。勝負になりません。
シチリアのクルマたちは、本土よりも若干古めでしょうか。もうミラノあたりではほとんど見かけない丸い500(チンクェチェント)もたくさん見ますし、ナンバーも2世代前の物が多いですね。パンダはまだまだ若造、って感じだし、126も元気いっぱい。逆に最新モデルのスティロや147はほとんどみかけません。よく言われる南北イタリアの差、を実感することができます。
やっぱりフィアット車が最も多く、何故かアルファロメオよりもランチアをたくさん見かけました。カローラとクラウンの関係のようです。タクシーはほとんどイタリア車じゃなかったなあ。ムルチプラが唯一といっていいぐらい。