輸入車/注目の輸入車試乗レポート

ガイド西川が不定期にお届けするイタリア車日記です 伊車的西川日記10月某日-1

10月のとある水曜日すがすがしい秋晴れ。前日までの徹夜仕事を乗り越えて、今日は芦ノ湖で行われたとあるクルマの試乗会に参加しました。そこで乗ったクルマも凄かったけれど、見てしまったのです。因縁の対決を!

執筆者:西川 淳


10月3日(水)快晴

前日までの徹夜が堪えているのか、5時半起床はとてもツライ!これがなんて事のないクルマの試乗会ならば、”すみませーん”するところだが(サボり癖がついていまして)・・・。

今日は、なんと650psのポルシェターボに乗れるというから、半分寝ている体を無理矢理起こして、試乗会会場の芦ノ湖へと向かいます。ちなみに、アシはトヨタ新型ウィンダム。見た目はデッカイけれど、けっこう気にせず乗り回せて、しかもとっても静か。毎日気兼ねなく乗ったり、人を乗せたり、田舎へ帰ったり、冠婚葬祭したり、になかなかいいやろうなあ。フニャフニャしたハンドリングも無くなっているし。真っ黒なんかがあったらイイ。

さて、650psのポルシェターボですね。996をベースにスイスのチューニングメーカー、スポーテックが造り上げたコンプリートカー。いやあ、650ps、はっきり言って、運転する方も気持ち悪くなるぐらいの強烈な加速Gと減速Gです。それでいて、ポルシェのスタビリティコントロールが付いているから、けっこうガンガンにコーナーを回って行けるのです。恐るべし、ポルシェ。

なんでもスポーテックのコンピュータエンジニアはむっちゃスゴウデなんだそう。某有名ベンツチューニングメーカーのCPUもここに外注されているのだとか。元カールソンだった人が作ったらしい。どうりで、質が高い。(ちなみにベンツチューナー御三家て、ブラバス・ロリンザー・カールソンなんだってねえ。AMGは単なるベンツのお高いグレードに成り下がりましたからなあ)

ま、事の詳細はイタリア車じゃないので省きますが、お値段約3000万円と聞いて、さらにブッ飛んでしまいましたね。でも、買う人、いるんだろうなあ。ポルシェがいっぱい集まる走行会とかで目立ちたいお金持ちにピッタリ。

一緒に激烈ポルシェに乗ったフェラーリ教教祖のDJブロンディさん(旧清水ソーイチセンセ)と試乗会会場をブラついていると、何やら向こうから怪しげな人物が!

あ、山崎小王様だ!ROSSO読者ならこの危険な遭遇をご理解いただけるでありましょうか。まさに一触即発!なーんてね。なんだかジャレあっていて仲良しさんでした。

その他、スポーテックのアウディRS4やゴルフ(これがスゴイチューニングカーらしくていい)にも乗ってから、そのアシで僕は町田市のマリー写真館へ。ここは、アルファグッズ店も経営している小嶋さんの店兼住居兼ガレージ。着いてみると、小嶋さん、愛車57年式ジュリエッタスパイダーをシコシコとイジっておられます。

”ちわー、何してるんですか?”
”準備ですよ、準備”
”ひょっとして、ミレミリア?”
”そうそう”

てな感じで、今月21日に原宿をスタートするミレミリア日本版に参加するためのいろんな細工をされていたのでした。

それにしても3つライトのジュリエッタ、かっこいいと思いませんか?時間のある人は、21日の原宿スタートを応援してあげてくださいな。その他にもたくさんの名車が集まります。今年はイタリア年ですしね。盛り上がり必死です。僕は、残念ながらヴィンテージ・フェラーリミーティングですけれども。

ちなみに、町田駅近く、中町のマリー写真館店内アルファショップでは、ミッレミリアに関するグッズをいっぱい展示販売しているんだそう。こちらも是非、覗いてみてください。

今日も楽しいクルマと人に会えて、良かった!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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