前モデル同様、3ドアと5ドアが用意されているが、中身は同スペックながら、外板パーツにほとんど共通パーツがないくらい、徹底した差別化が計られている。数字で見ても、全高やヒップポイントで5ドアが高くなるなど、ユーザーの志向に合わせて性格付けがなされたといえよう。
搭載されるエンジンは全部で6種類。ガソリンエンジンは4種類で、1.2L(80PS)、1.6L(103PS)、1.8L(133PS)の直4DOHC16バルブと5気筒20バルブの2.4L(170PS)、そしてターボディーゼルが2種類だ。特に2.4Lモデルはアバルトというグレードネームで、147の最高グレード2.0ツインスパークよりも速い仕様となっている。
2.4Lモデルはセレスピードのみ、というのも面白い。おそらくはマニュアルギアボックスも近い将来追加されるだろう。その他はすべて5段マニュアルのみ。このあたりがイタリアンカーらしいが、オートマチックトランスミッションの導入も検討されている。