FIAT(フィアット)/フィアットの試乗レビュー・車種情報

フィアットの新型コンパクト、正式発表 スティーロは147より速い!(2ページ目)

バルセロナ:9月4日 フィアットオートは、Cセグメントの新型車、フィアットスティーロをバルセロナにて正式発表した。世界58カ国、1000人以上のジャーナリストを集めて開催されたプレスカンファレンスにてお目見えした新型コンパクトの要点をまずは報告する。

執筆者:西川 淳

前モデル同様、3ドアと5ドアが用意されているが、中身は同スペックながら、外板パーツにほとんど共通パーツがないくらい、徹底した差別化が計られている。数字で見ても、全高やヒップポイントで5ドアが高くなるなど、ユーザーの志向に合わせて性格付けがなされたといえよう。



搭載されるエンジンは全部で6種類。ガソリンエンジンは4種類で、1.2L(80PS)、1.6L(103PS)、1.8L(133PS)の直4DOHC16バルブと5気筒20バルブの2.4L(170PS)、そしてターボディーゼルが2種類だ。特に2.4Lモデルはアバルトというグレードネームで、147の最高グレード2.0ツインスパークよりも速い仕様となっている。
 
2.4Lモデルはセレスピードのみ、というのも面白い。おそらくはマニュアルギアボックスも近い将来追加されるだろう。その他はすべて5段マニュアルのみ。このあたりがイタリアンカーらしいが、オートマチックトランスミッションの導入も検討されている。
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