話が少し堅くなりすぎました。ミッレミリアを見て感じたこと、それは、むやみに海外文化をそのまま日本に取り入れるのではなく、日本流に、日本の事情に合わせてアレンジし、根付かせる必要があるのだろうな、ということです。
ミッレミリアに限ったことではありません。モータースポーツだってそうです。そのまま持ち込もうとするから成功しない。そして何の方策もないままに、海外の状況をうらやむ。日本の現状、日本人の考え方を嘆く。これじゃ、本当の文化は育ちませんね。
話が長くなりました。本場のミッレミリアはお金持ちのためのレースです。そのわがままさを目の当たりにした一方で、彼らが本当に過酷なラリーを戦っているということも知りました。クルマへの愛、それもそんじょそこらのクルマ好きレベルを超越した愛がないと完走できないことも確かです。
ミッレミリアの陽と陰。実際に見て、初めて分かる実感でした。
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