参加者たちは一様に楽しそうです。手を振れば、声援に応えてくれます。真剣勝負の鼻息の荒い連中は、さすがに振り向いてくれませんが。
沿道の声援も協力も日本では考えられない光景です。老若男女、通過する街の人々が精一杯の声援をしているようです。
ところが、かの有名なフータ峠でこんなシーンを目撃しました。峠の頂上には長いストレートがあり、そこが名物の観戦ポイントになっているのですが、1台のフェラーリが、きっと予定より遅れていたのでしょう、猛然と走って来ました。と、そこへ、老人の乗るスズキヴィターラ(エスクード)が脇道から進入してきました。
通常のスピードなら全く問題のない距離でしたが、相手は50年代とはいえフェラーリです。あわや激突!という所まで接近しました。これにはドライバーはもとより沿道の観戦者も大ブーイングです。そして、当の老人はというと・・・。