輸入車/注目の輸入車試乗レポート

やっぱり本命はV8!? マスタングGTクーペ(3ページ目)

2009年秋にモデルチェンジした新型マスタング。少し前にレポートしたV6コンバーチブルに続き、クーペのGTに試乗。V6に乗ると「これで十分!」、V8に乗ると「やっぱりV8!」と思う次第…。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

アナログ感覚がかえって新鮮

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアが伝統のソリッドアクスル(パナールロッド付3リンク式)
ドライブフィール全般は、けっして洗練されたと表現すべきものではありませんが、「洗練」と「楽しさ」は別の尺度のもので、マスタングは乗っていてとても楽しいクルマです。最近のなんでも電子制御を満載したクルマに比べるとあらゆるものが素直な印象で、そのアナログ感覚がかえって新鮮に感じられるのです。

強化されたスタビライザーにより、コーナリングでもほとんどロールすることはなく、意外と大きさや重さを感じさせない身のこなしも、マスタングの特徴。新型になりフロントのフリクションの低減が図られた足まわりは、やや固めな中にもしなやかさがあり、ハイウェイを高速巡航するのに適した味付けかと感じられます。

このクルマに細かい話は似合いません。マスタングでしか味わうことのできない世界に、ガイドは触れるたびに所有欲に駆られるわけですが、今後、自動車というもののあり方が変わっていっても、マスタングだけは佳き伝統を受け継いでいてくれることを願う次第です。

ボディサイズは4785mm×1880mm×1415mm。ホイールベースは2720mm、車両重量は1620kg(V8 GT プレミアム クーペ)
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