輸入車/注目の輸入車試乗レポート

やっぱり本命はV8!? マスタングGTクーペ(2ページ目)

2009年秋にモデルチェンジした新型マスタング。少し前にレポートしたV6コンバーチブルに続き、クーペのGTに試乗。V6に乗ると「これで十分!」、V8に乗ると「やっぱりV8!」と思う次第…。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

パワフルでスムーズなV8

新型マスタング全車に車両安定化装置「アドバンストラック」を採用。さらにV8モデルでは、ON/OFF機能に加え、通常のアドバンストラックよりもドライバーのコントロール領域を広げたスポーツモードを搭載
4.6Lの排気量を持つV8エンジンには、より温度の低い外気を送り込むことで燃焼効率を向上させるという「コールドエアー・インダクション(冷気吸気システム)」を新たに採用。最高出力235kW[319ps]/6000rpm、最大トルク441Nm[44.9kgm]/4250rpmというスペックは、従来に比べて11kW[15ps]、8Nm[0.7kgm]の上がり幅となります。

4600ccのV8SOHCユニット。レギュラーガソリン仕様。新たにコールドエアー・イダクションを採用
V6ユニットに比べるとパワーで100ps以上、トルクも12kgm近く違うわけで、体感する加速の力強さの差はやはり顕著。また回転のスムーズさにおいてもV8ユニットのほうが上回ります。さらに、V8モデルには、エンジンサウンドを室内に取り込む「インダクション・サウンド・チューブ」が採用されます。そんなわけで、V6に単独で乗ると、「これで十分」と思うわけですが、こうしてV8に乗ると、「やっぱりV8がいいな」になってしまうわけです。

インテリアもデザインを一新。左右対称のインパネや1967年モデルをモチーフとした3本スポークステアリングなど伝統にこだわりながら、パネル素材に継ぎ目のないシームレスかつソフトなタッチの素材を採用。また、メーターパネルは好みに合わせてアイスブルー、ホワイト、グリーン、パープル、ブルー、オレンジ、レッドをはじめ125通りの調整を可能としたMyColorイルミネーションを採用。カップホルダー、スカッフプレート、ドアポケット、足元にはアンビエントライティングを装備

次ページでドライブフィールについて
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます