パワフルでスムーズなV8
4.6Lの排気量を持つV8エンジンには、より温度の低い外気を送り込むことで燃焼効率を向上させるという「コールドエアー・インダクション(冷気吸気システム)」を新たに採用。最高出力235kW[319ps]/6000rpm、最大トルク441Nm[44.9kgm]/4250rpmというスペックは、従来に比べて11kW[15ps]、8Nm[0.7kgm]の上がり幅となります。
V6ユニットに比べるとパワーで100ps以上、トルクも12kgm近く違うわけで、体感する加速の力強さの差はやはり顕著。また回転のスムーズさにおいてもV8ユニットのほうが上回ります。さらに、V8モデルには、エンジンサウンドを室内に取り込む「インダクション・サウンド・チューブ」が採用されます。そんなわけで、V6に単独で乗ると、「これで十分」と思うわけですが、こうしてV8に乗ると、「やっぱりV8がいいな」になってしまうわけです。
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