輸入車/注目の輸入車試乗レポート

LSバージョンSZはビッグスポーツセダン?(2ページ目)

レクサスLSのマイナーチェンジとともに、かねてからウワサのあった「バージョンSZ」が追加。セルシオ時代からを通して初の本格的スポーティグレードの設定とあって興味津々。そのスポーティ度に迫る。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

4輪で曲がる感覚が増した

全長5060mm×全幅1875mm×全高1465mm、ホイールベース2970mm、車両重量1940kgというスペックは、LSのノンハイブリッド車の2輪駆動全車と共通
ドライブすると、標準のLSについてガイドがもう少しこうだったらいいなと思っていた部分が、だいぶそれに近い感覚となっていたように感じられました。

1UR-FSE型エンジンは、最高出力283kW[385ps]/6400rpm、最大トルク500Nm[51.0kgm]/4100rpmを発生。エンジンもレスポンスも向上している従来のLSの気に入らなかった点を挙げると、まず、ステアリングフィールが曖昧で、切ってもそのとおりに曲がってくれないこと。そして、一見乗り心地がソフトで快適そうなのですが、意外とそうでもなくて、ボディが常に揺すられるような感じで落ち着かないことなど。

インパネは基本的に他グレードと共通。メーターは視認性に優れ、スイッチ類も使いやすい
専用フロントグリル、アンダースポイラーを装備
リアにもアンダースポイラーを装備
そのあたり、バージョンSZでは、まずステアリングフィールが違います。これは通常のLSと、メルセデスやBMWなどのドイツ製高級セダンとの大きな違いでもあったのですが、接地感と一体感がだいぶ増していたのです。それは、気合いを入れて走るような状況でなくとも、交差点を普通に曲がるような状況でも感じられました。

次ページでまとめ
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます