デビュー直後に感じたネガ要素が払拭されていた

人気色のひとつ「カンパネーラホワイト」はどんな風景にも溶け込みます

ニュービートル・カブリオレに前回乗ったのは、2003年秋のデビュー直後以来なので、実に4年ぶりのこと。そのときは、ルックスからして非常に興味深く、好印象を持って接したのですが、正直、いざ乗ってみると、がっかりさせられた面もありました。

それはまず、クローズドモデルに比べてボディ剛性がかなり低下しているように感じられた点。フロアの微振動がずっと続いて収まらず、またフォルクスワーゲン車の美点である一体感あるハンドリングも、クローズドモデルに比べて損なわれているように感じました。それでいて、乗り心地が固く、突き上げ感がけっこう大きかったのです。

クローズドモデルのまとまりのよさを知っていただけに、不満に感じたのは事実です。

しかし今回走り出すと、4年前に感じていた微振動や足まわりの固さ感が、非常に小さくなっているというか、ほとんど気にならないレベルになっていることがわかりました。また、ボディ補強の技術も向上したのか、剛性感が向上して、クローズドモデルに比べてもそれほど遜色ない走り味となっているように感じられました。

これらの変化は、フォルクスワーゲンから公式にアナウンスされているわけではありませんが、いわゆるランニングチェンジを経て、洗練されたのでしょう。フォルクスワーゲン車ではよくあることのようです。

やはりユニークなデザインが最大の魅力!

電動ソフトトップを閉めるとご覧のとおり。閉めても十分かわいらしい

ソフトトップを閉めると、クローズドモデルのように円弧を描くフォルムになるところも好みです。ただし気になったのは、クローズにして走ったときにソフトトップがきしむ音が大きいこと。これはけっしてボディ剛性が低いからではなく、単純にソフトトップとピラーを留めるのはセンター1点だけなので、両サイドのウインドウとソフトトップの密着性が悪くなっているのが原因でしょう。もう少しなんとかなっていて欲しいところです。

オープンにすると、初代ビートルのカブリオレのように、リアシート後方にZ字型にソフトトップが畳まれます。これがオープンにしたときの見た目のポイント。おかげで開閉がシンプルになるので、わずか12秒ほどで開閉作業が完了するし、後席居住性やトランクスペースが十分に確保されるというメリットもあります。また、Aピラーがクローズドモデルよりも低く設定されているおかげで、目の前をさえぎるもののない高い開放感を楽しむことができます。

ニュービートル・カブリオレは、その後に後発のライバルがいくつも出たこともあって、それなりに古さを感じるクルマになったのは否めません。しかし、そのユニークなデザインが生み出す魅力は少しも色褪せません。おそらくその魅力は、この先も当分そのまま続くことでしょう。

それにしてもこのクルマ、女性が乗っていると実に絵になりますが、男性がひとりで乗っていると、ちょっと違和感がある……というと語弊がありますが、どんな人が乗っているのか気になってしまいます。はたして自分はどのように見られていたのでしょうか……?


【関連リンク】
フォルクスワーゲン公式サイト

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