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来年発売予定のRX-8プロトタイプに先行試乗! マツダRX-8に乗った!<後編>(3ページ目)

広島のマツダテストコースにて、来年デビュー予定のRX-8に乗るチャンスを得た。前編に続き後編では、実際に走らせてみた印象をお届けする。

執筆者:河口 まなぶ


実際に乗ってみると、洗練度が非常に高いと感じる人が多いはずだ。それにスポーツドライビングをすれば、このハンドリングがまさにFRのお手本といえるものだと分かるだろう。操舵すると、回頭感が非常に素直で、まさに思うがままにノーズがインを向く。その後自然なロールが始まり、最後にリアでしっかりと粘ってくれる。基本の動きはこんな感じで、常に安定性の高さを感じさせる。

そしてそこからさらに一歩詰めた状態で運転してみると、高い安定感をキープしたまま、分かりやすく操りやすいスライドが始まる。

例えばコーナー進入時に、ブレーキを残しながら操舵していくと、教科書そのものといった感じで、リアがスライドを始める。

リアが踏ん張り切ったあと、その感触の延長線上にスライドがあり、その領域へと実に滑らかに移行していくのである。スライドはキチンとした摩擦感を常に伝えるものだから、ドライバーは慌てることなく操作を与えいくことができる。修正舵に対する収束も実に分かりやすく、後は姿勢を真っ直ぐにしてスロットルを踏みつけるだけ。スライドしている最中の感触は、ロードスターやRX-7と似たところがあるのもいいところ。現マツダのFRユーザーにはお馴染みの感触といえる。

こんな具合なのでコントロール性はまさに自由自在といえる。ただ私個人の好みで言えば、もっと「曲がらなくてもいい」ように思える。もちろんこれは好みや使い方の問題なのだが、私が実際に仕事に出かける時や家族と出かける時のことを考えると、もう少し落ち着きというか重厚というか鈍というか、そういう感じでもいい。理由は高速道路を使うことが多いからである。もっとも私のリクエスト通りだと、あらゆるシーンでの軽快感が失われてしまうと思うが。

乗り心地に関しては、全く問題なしといえる。スポーツカーであることを感じさせながらも、セダンのような穏やかな感触も忘れていない。さらにリアシートも全然ツラくない。これは三次のテストコースで後席に乗って実際に感じたことでもある。

後席視界という意味では、リアウインドーの面積から推して知るべしであり、その車高を考えシートの高さを考えれば、開けたものは望めないことが分かる。が、座席スペース自体は身長180cmでもしっかり座れるくらい。それにこの視界の狭さが、何となく体内感覚というか、子供の時の基地感覚というか、そういう嫌じゃない雰囲気なのである。

こうして乗り心地も良いことで、RX-8の生み出す走りの世界というのは、非常に爽快な感触の高いものとなっているのである。

<前編はコチラから>
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