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スケールアップされたエンジンは?シャシーは? 新旧シビックRの走りの違い

先日発売された2代目シビックタイプR。先代に比べてエンジンは2リッターとなり、新設計されたプラットフォームを採用した新型タイプRの走りは、どのようにかわったのだろう。

執筆者:河口 まなぶ


新型インテグラ・タイプRが登場した時点で既に、新旧2台の間には宿る精神以外は何もかも違っていると分かった。

ながら新旧シビック・タイプRの間にもまた、インテグラ・タイプR同様の違いがあることは容易に想像できる。



理由は新しいシビックとインテグラが、同じグローバル・コンパクト・プラットフォームを用いているからである。新しいシビックとインテグラは、新世代のプラットフォームを採用することで、クルマとしての完成度を飛躍的に向上させることができた。

自動車において、プラットフォームにおける1世代の進化には、計り知れないほど差がある。だから運動性能面では、これはもう当然新しいクルマの方が優れていることに間違いはない。ここは旧型がいくら頑張っても超えられない部分だ。

だから例えばサーキットでスポーツドライビングをした時には、ラップタイムは当然新型が上であることに間違いない。仮に同じラップタイムで走った場合、新型はドライバーにかかる負担が圧倒的に少ないだろう。

それはつまり、新型は旧型に対して基本的なスタビリティや運動性能が向上したことで、ドライバーがクルマから感じる、操作に対する動きの「確かさ」が増しているからだ。

では、なぜそれほどまでに違う新旧をあえて比較するのか? 走りそのものを楽しむことを第一義とするマシンの場合、性能が良くて速ければいいのかというと決してその限りではないからである。つまり、走りそのものから得られる感覚、という視点から見れば、旧型にも確かに捨てがたい部分は多い。

いくら20世紀のクルマ対21世紀のクルマだとはいえ、そこに100年の差があるわけでなく、実際には1世代の差。ならばまだボクらの中には、かつてのシビック・タイプRが持っていた感覚の中に、未だ共感できる部分があっても決しておかしくはないとも思える。

だからここでは、新旧2台を走らせたときに受ける感覚の違いを明確にすることで、そこにどんな差があるのか、またはどちらが気持ちよいのか否か、ともに気持ちよいならどんな風に気持ちよさが違うのかを記そう。

また文中では参考として度々新型インテグラ・タイプRの名前が挙がることをあらかじめ断っておかねばならない。なぜなら新型シビック・タイプRは今回、インテグラ・タイプRと共通するものを多く持つだけに、感覚として共通するものや、逆に微妙に違う部分もあるので、それを付記した方が、より深く新型シビック・タイプRを伝えられるように思うからである。
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