アクセルを抜いてもクルマが前に進む感覚が持ち味!?

走行シーン
アクセルを抜いても惰性でクルマが進み続ける感覚が、エコタイヤならではのフィーリングと感じられた
では、エコタイヤの本領発揮となる省燃費性についてはどうかというと、まず一番驚いたのがアクセルを抜いて惰性で走っているときの感覚です。普通のタイヤを履いているときに比べて、明らかに減速感が少なく、クルマがスゥッと前に進んでゆき、なかなか止まらないように感じられたのです。

イメージとしては、エンジンブレーキの効きが弱くなったかのような印象で、はじめのうちは思ったよりも車速が落ちず、少し強くブレーキを踏む必要があったほどです。ただ、この感覚に慣れてくると、信号などで停車するときに早めにアクセルを抜いても距離を合わせることができるため、アクセルを踏んでいる時間が短くて済むようになりました。

走行イメージ
惰性でもスピードが落ちにくい特性を積極的に活用することで、燃費の向上も確認できた
前に使用していたタイヤの銘柄の違いもありますし、厳密に同じ条件で比較することが難しいため、今回はあえて燃費の数値については触れませんが、この惰性で進む感覚をうまく使って走れば、燃費の向上にはかなり効果的だと思います。実際、漫然と走っているだけではそれほど燃費が変わった感じはありませんでしたが、普段の街中での走行はもちろん、高速走行時などでも、意識して惰性を活用することで、燃費が向上したのを確認できました。

では、このエコピアEP100は、どのようなユーザーにおススメかというと、タイヤのキャラクターとしては街乗りを中心としたごく一般的な使い方をするユーザーに広くマッチする特性です。ブリヂストンのラインナップの中では、快適性と走行性能をバランスさせたスタンダードモデルの『Bスタイル』に近い性能と考えると分かりやすいと思います。そこに転がり抵抗の少なさというプラスαを加わえたのが、エコピアEP100です。

そのため、車種的にはセダンからコンパクトカー、ミニバンまで幅広いモデルに最適なタイヤとなりますが、現状ではサイズによってはまだラインナップが万全というわけではないので、自分のクルマに適合するサイズがあるか、事前に確認をしてみてください。

ひとつ気になる点があるとすれば、その価格帯です。サイズにもよりますが、エコピアEP100の値段は同じクラスのタイヤより少し割高に設定されているようです。まぁ、省燃費効果の分を考えれば、それほど気にする必要もないと思いますので、燃費性能を求めるユーザーであれば、エコピアEP100を試してみる価値は十分にあると思います。

写真:井上 誠(走行シーン)

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