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雪道でいざという時に役立つ装備 その1(2ページ目)

スタッドレスさえ履けば雪道も安心! そう思って油断していると、雪道では思わぬ落とし穴にはまることも? そんなとき、持っていると役立つこと間違いなしの雪道装備を紹介します。

執筆者:宮島 小次郎

シザースジャッキ

シザースジャッキ
タイヤ交換時にも便利なシザースジャッキがあれば、寒い中でも素早くチェーンの脱着が行えます
最近のゴム製チェーンでは、タイヤをジャッキアップしなくても装着できる製品が増えてきましたが、素早く確実にチェーンを取り付けるためには、ジャッキアップをした方がスムーズにいく場合が多いようです。そんなとき、車載ジャッキでは作業性も良くないし、ジャッキの接地面積が狭く不安定になりがちなので、できれば油圧式のシザースタイプのジャッキを備えておくと便利です。

またジャッキの種類に関わらず、雪道でジャッキアップを行う時には、足場を安定させるためにも、少し大きめの木片などをジャッキの下にかませておくと安心です。作業する雪面が柔らかい場合には、ジャッキが雪面に沈み込むのを防ぐこともできます。

毛布などの古布

坂道や駐車場など、雪道では思わぬところでスタックして身動きが取れなくなってしまうことがあります。そんなとき、使い古しの毛布やバスタオルなどの古布を駆動輪と雪面との間に詰め込むと、タイヤの空転を抑え、脱出できる場合があります。できれば左右輪に咬ませられるよう2枚用意しておくと安心です。古布の代わりに、ジャッキアップ時にも使える木片でもいいかもしれません。

作業のポイントとしては、タイヤの進行方向からタイヤと雪面の間に食い込むくらいに強く古布を押し込むことです。どうしても、古布などが見当たらない場合には、汚れたり痛んだりするのを承知でフロアマットで代用するという方法もあります。マットの裏面が雪面で滑りやすい材質の場合は、マットをふたつに折るなどして、滑りにくくする工夫が必要です。

次回も引き続き、雪道でいざという時に役立つ装備を取り上げます

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