わずかな差だけれど、確かな違い!

やられちゃったなあ、という気分である。個人的にもともとある「ムーヴ・ラテ」はかなり気に入っている。まるっこいデザインとか、助手席の背もたれの裏っかわにティッシュボックスが隠せるところとか、いろいろあるけれど、私が好きなのはドアを開けた瞬間、視界に飛び込んでくる「いよっ、お帰りっ」といわんばかりのスマイルシートである。

ムーヴラテ クールのインテリアには本革&スエード調ファブリックシート表皮が採用されている
単にステッチだけなのだが。ステッチと、「おうちソファ」を似せてつけた丸ぽっちだけなのだが、それがなんだかにっこりマークに見えるのだ。

そんなムーヴ・ラテに「COOL」が登場した。クール、だよ、クール。いまや一番の褒め言葉ともいわれるクールをそのままネーミングしちゃうなんて、ほんとにもう、ダイハツってば、って気分である。

女性誌を開いてもらえばわかるように「かわいい」と「かっこいい」は常に女性の理想形だ。「かわいいOLとかっこいいOLの着まわし術」とか「お化粧法」とか「髪型」とか、全部が全部、このふたことの形容詞で分類される。

ターボエンジンのムーヴラテ クールターボも同時に発売!
ムーヴ・ラテが「かわいい」なら、それに反発する人をどう拾うか? 答えは簡単「かっこいい」を作ればいい。つまり「COOL」である。わかっているなあ、ダイハツ。

デザインはフロントマスクを甘さを抑えたすっきり系にまとめ、にっこりマークのシートは本革&本革スウェード風に変身。これがかなり渋い。ほんのちょっとだけの変化だけれど、要所さえ押さえればそれは簡単に「かわいい」から「クール」に変わる。眉毛の形をちょっといじるお化粧方法みたいなものだ。

わずかな差だけれど、確かな違い。この微妙な違い感を女性は敏感に嗅ぎ取るに違いない。市場がどう反応するか楽しみである。

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