車内が広いクルマというのは安心感がある。人が乗りそう、荷物が載せられそう、というのもあるが、なんとなく「ぶつかっても大丈夫そう」という安心も得られる。しかもただ広いだけではなく、シートがしっとりしていたり、インパネに質感があったりすると「がさつなだけじゃない」というお得感もあり、女性の評価点はぐぐぐ~んと上がる。
ついでにシートにCDやカードが挟めるホルダーなんて機構がさらっと取り入れられていると、まっ、気が利くのね、ということにもなる。
たしかにキューブは使いやすいクルマだ。マーチゆずり(?)の小回りのよさ。ボディはマーチよりちょいと大きいけれどなんたってシカクいスタイルゆえに見切りがいいことこのうえない。縦列駐車も楽にできる。そしてこの車内空間。いったいどう使ったらいいのかわからないくらい広い。小物入れやジャケットホルダーなど使いやすいように区切られている点も嬉しい。いいサイズの間仕切りがふんだんに取り入れられている使いやすいトートバッグみたいだ。
クルマが家電化していると言われて久しいけれど、いよいよキューブはクルマというより道具という感じ。これでコンピュータ技術が進んで自動運転が当たり前になる時代になってきたら、いよいよ応接セットでも車内に組み込むかも。ある意味、キューブはとっても未来的に進んだクルマなのである。
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