TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

アルファード&ヴェルファイア~その2~(3ページ目)

前回に続き、新型アルファード、新生ヴェルファイアをお届け。2.4Lか3.5Lか、シートはどうする?先代から買い替えるか迷う要素満載の新型。仕上がりはさすがに大型ミニバンクラス随一だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

2.4Lでもらしさを味わえる

シート
2列シートでオススメなのが、リラックスキャプテンシート。使い勝手と居住性のバランスがもっともいい。8人乗車が必須、ぜひともエグゼクティブシートが欲しいというなら別だが、座ってみるとこれで十分だと実感した

買い替えへの決定打は?

シートプリセット
3.5Lの上級グレードと2.4Lの「G」、「V」系にはマイコンプリセットが標準装備される。3つのシートポジションとドアミラーの位置をプリセット。高級車にふさわしい装備だろう
個人的に選ぶと、走りの面では2.4Lの17インチ装着車がベストバイ、シートでは7人乗りになる「リラックスキャプテンシート」がいい。グレードは予算に応じてという形になってしまう。アルファードかヴェルファイアの選択もまたまったく個人のお好みで、というしかない。

ボディカラーはヴェルファイアのボルドーマイカメタリックが際立って見えた。どことなく日産セレナのディープカシスを連想させなくはないが、もう少し深みのある色合いだから軽く見られることはないだろう。インテリアカラーはダークグレーもベージュ系のシェルも高級車にふさわしいと思ったが、独身ユーザーには前者、ファミリーには後者が似合うと思う。

最大の悩みは先代モデルからの買い替えだろう。走り、とくにパワーや静粛性という面では着実に進化しているし、シート自体も大きくなり、3列目の格納も格段にしやすくなった。ラージクラスのミニバンではベストチョイスなのは確かだが、無理をして買い替えるのではなく、様子見あるいは、いつかのハイブリッド待ちをしても後悔はしないのではないか?それほど先代の完成度は高かったと思う。性能向上は少なくない価格アップも伴っているという事実もあるのだから。

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