実用的なエンジン
後席のバックレストをフラットに倒せるのが長所だろう。さすがにマツダのトリビュートの兄弟車であっただけあり、実用性は高い |
ボンネット先まで見えて、ハンドリングも軽やかなので街中ではスイスイと走れる。ただし、5.4mという最少回転半径はもう少し回らないかなという印象だ。さらに、軽快なハンドリングは高速になると直進性に不安が出てくる。ただし、日本の高速道路のアベレージなら追い越し車線をリードしても恐くない。
乗り心地はアメリカンというよりも、日本車とドイツ車の中間的な味付け。ダンロップのSUV用という装着タイヤを考えると良好といえるかもしれない。
侮れない実用SUV
大きな荷物を出し入れするならリヤゲート、狭い場所での開閉で便利なのがガラスハッチ。熟成された実用性の高さが新型エスケープの魅力 |
流行に流されず、自分らしいモノ選びをする向きに受ける資質を備えている。今回は前後輪の駆動力を50:50に固定できるAWDの本領は試せなかったが、シティときどきアウトドアユースという使い方にピタリとハマるSUVといえるだろう。
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