大幅に進化した走り
最近のボルボは、「個性的かつ上質」という独自の世界観をインテリアにおいて確立したように思える。V50などでもお馴染みとなったフリーフローティング・センタースタックを中心にデザインされたインパネは、人間工学に基づいたもの。独得なインターフェイスもあるが使いやすい |
ステージを問わず走りやすい
後席も十分な広さで、頭上や足元もゆったりとした空間が広がる。185cm級の大柄な人でもくつろげるはずだ。後席にはカップホルダー付きの大型アームレストが備わる |
また、安全だけでなく、走行関係でも先進装備満載の新型XC70。とくに感銘を受けたのが、「FOUR-C」と「BLIS」だ。
「FOUR-C」は「コンフォート」、「スポーツ」、「アドバンスド」の3つから乗り心地をチョイスできるもの。個人的には硬い足まわりを好むが、「コンフォート」がXC70のキャラに合っていると感じられた。ダンパーの電子制御、エンジン出力の制御は珍しい装備ではないが、街中やワインディングなど好みに応じて選択できるのはありがたい。
「IDIS」はボルボらしい装備で、ドアミラーにあるカメラがドライバーの視界になる後方の対角線エリアを監視し、走行中の他車やバイクがその範囲に入るとピラーにあるランプが点灯するもの。街中では煩わしさを感じたので機能をカットすることもあったが、慣れると高速道路ではかなりストレスが低減した。また、パワステの重さを好みに応じて3つのセッティングから選べるなど、ドライバーが運転しやすい環境作りは巧みだ。ただし、いずれもメーカーオプション。予算に余裕があればチョイスしたい。
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