VOLVO(ボルボ)/ボルボ

ボルボ・V60クロスカントリーの絶妙な「高さ」とは?

ボルボから登場したV60 Cross Countryは、ワゴンのV60をSUVに仕立てたモデル。本格SUVに匹敵するロードクリアランスと、立体駐車場に収まる全高により高さ制限のある駐車場にも対応としている。ワゴンとSUVの間に位置するユニークなモデルだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

ワゴン派生型SUVのV60 Cross Country(クロスカントリー)

ボルボV60クロスカントリー

全長4640×全幅1865×全高1540mmのスリーサイズで目を引くのが1550mmに収まる全高。ロードクリアランスは200mmと余裕十分だ


ステーションワゴンのボルボV60をベースに、SUV風に仕立てられたV60 Cross Country(クロスカントリー)が2015年秋、日本に上陸した。

ボルボのSUVといえば、本格SUVといえるXC60があるから少々ややこしいが、ワゴンのV60、本格SUVのXC60の間に位置するのがV60 Cross Country。

タワーパーキングに収まる全高1540mmという全高でありながら、200mmという本格SUV並の最低地上高が確保されているのが大きな特徴で、ワゴンではロードクリアランスが不安だけど、本格的なSUVまでは不要というニーズにマッチする。

ワゴン派生型で、似たようなコンセプトで仕立てられているのは、スバル・レガシィ・アウトバック、フォルクスワーゲン・ゴルフオールトラック、アウディのA4とA6のオールロードクワトロなどがあるほか、ボルボXC70もあるがこちらはモデル末期。

エンジンはディーゼルとガソリンを用意

ボルボV60クロスカントリー

ボルボが注力するクリーンディーゼルエンジン。2.0Lの直列4気筒ターボは、190ps/4250rpm、400Nm/1750-2500rpmというスペックで、気になる燃費は19.5km/L


V60 Cross Countryのパワートレーンは、2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボで自社製の「DRIVE-E」エンジンと、フォードグループ時代の2.5Lの直列5気筒ガソリンターボを設定している。

ディーゼルは新開発の8AT(2WD)、ガソリンは6AT(4WD)との組み合わせ。ただし、ガソリン仕様もT5と呼ばれる直列5気筒エンジンを単に引っ張り出してきたのではなく、新しい型式に変わり手が入れられているそうだ。

ライバルは、ワゴン派生型では先述したようにレガシィ・アウトバックやアウディA4オールロードクワトロ、あるいはゴルフ・オールトラックなどがあるほか、背高系ではない通常のステーションワゴンもあげられるだろう。ワゴンではメルセデス・ベンツCクラスステーションワゴン、BMW3シリーズツーリング、A4アバントあたりか。

次ページは、ボルボV60 Cross Countryの走りについて
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