走りは想像以上に硬派
天井にあるイルミネーションは、マークXと同様。G-BOOK mxに対応するHDDナビやインテリジェントパーキングアシスト、ヒルスタートアシストコントロールなど装備は充実。音が自慢のオーディオも魅力的に感じた |
パワーに関しては2.4Lで満点解答と思えた。4人の大人を乗せても不満は感じさせないはずだ。3.5Lはエスティマ、ヴァンガードなどでも十分に体感してきたが、必要十分以上。とにかく速いの一言。
難しい評価
3列目は身長150cm程度までが適正サイズだろう。2列目はダブルフォールディングするが、あえてカラクリ箱のようなアレンジは用意せず、「座る」ことを優先させている。個人的には賛同したい思想だ |
ライバルは3列目のあるオデッセイなどのミニバンになりそうだ。しかし、3列シートという共通項こそあるものの、コンセプトはかなり異なるため単純比較は意味をなさない。欧州製のセダンやステーションワゴンなど、輸入車からの乗り換えを促すのも狙いだろうが、マークXジオの理念を理解させて財布の紐を開かせるのは、そう楽な仕事ではないだろうと思われた。クルマの出来としては十分以上に高いと思われたが、売れる売れないは別の話だろう。