日本製ミニバンでは味わえない
ディテールは違うが、「タマゴ型のフォルム」はどことなくエスティマを想起させる? 全長4590×全幅1830×全高1685mmはゴルフ・トゥーランよりも全高を除き一回り大きいサイズ感。価格は345万円 |
最新装備を満載
テールのウインドウも大きめで後方視界も良好。ミニバンでもシトロエンらしく、日本では個性的に映るのはファンにとって歓迎すべきだろう |
運転席に座ると、視界はまるでロマンスカーの先頭車両のように広々としているのだが、ボディの四隅がつかみにくく、「横幅があるな」と感じる。パワーは大人4人乗車だと不足を抱くシーンもあるだろう。街中などの実用域での粘りはあるが、決してパワフルとはいえない。しかし、似たクルマを連想させない内外装のデザインや、醸し出す雰囲気はシトロエンらしく個性的だ。中身は先進装備のオンパレードで、自動でサイドブレーキが解除・設定される「オートマチック・エレクトリック・サイドブレーキ」や、「ヒル・スタート・アシスタンス」、縦列駐車時にそのスペースに停められるか否かを計測して知らせる「パーキングスペース・ギャップセンサー」などを搭載している。
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