ステイタスだけでは生き残れない
ポルシェ・カイエンの兄弟車であるVWトゥアレグ(発表前なのでホームページは従来型)も新世代に移行。エンジンの直噴化やパワーアップ、安全装備の充実がニュース |
V6搭載モデルは、普段の街中使いではなんら不満はなかったものの、4人乗車+荷物や坂道などではもう少しパワーが欲しく感じることもあった。待望のパワーアップを果たしたV6を含め全車に、ロール補正機能やESPの進化に加えて、「ABSプラス」と呼ぶ制動力向上を果たした機能が追加されている。
パワーアップだけでなく、燃費や安全性向上により進化を果たした「第2世代SUV」は、時代の要請に応えた格好だ。欧州では環境問題への意識の高まりにより、大型高級SUVに乗っていると後ろ指を指されることもあるという。「単なるステイタス」というクルマは、もう時代の空気として許されなくなりつつある。「環境はどうでもいい」という向きはしょうがないが、ハイブリッド(08年くらいにトゥアレグに追加される模様)や、直噴化されて燃費改善したSUVをチョイすることが長くクルマという乗り物を楽しむ、賢い選択ではないだろうか。
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