直噴化して燃費向上、パワーアップ
新型カイエンもキープコンセプト。全長4798×全幅1928×1699mm。日本での発売開始は5月中旬頃 |
らしいのはターボだが
直噴化により燃費低減を果たした。高級SUVでも、いや社会的に厳しい視線を浴びつつある大型SUVだからこそ、省燃費化は欠かせない使命だろう |
BMW X5同様、マイナーチェンジかと勘違いするほど外観の変更は小規模で、それはポルシェというブランドを考えると納得できる。「911」が新世代に変わっても、クルマに詳しくない人はなかなか判別がつかないのと同じで、ポルシェは大きくスタイリングを変えることはない。高級SUVのライバルは増えても、「5人乗れるポルシェ」としてカイエンがヒット作であり続けることは日本のみならず、世界中で展開されるはずだ。最も注目されるのは、「ターボ」だろう。しかし、初代でも驚異的なパワー&トルクをもっていたため、街中での扱いやすさを考えると「カイエン」、街中に加えて、ロングランを頻繁にするのであれば「カイエンS」でも十分だと思う。
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