ハレの舞台は高速道路

走り
高速道路への合流や追い越しなど、なんのストレスを感じさせずグワっと加速する。追い越し車線をリードすることはたやすい。リアビューも横基調のテールランプ、左右4本出しのマフラーで存在感を主張
一方、空いている幹線路や高速道路での走りの印象は一変する。やや演出しすぎの感もあるがエンジンが高鳴り、6500rpm超のレッドゾーンまであっけなくスムーズに回る。とにかく回してナンボ。ある程度エンジンを回せば、フル乗車でもパワー不足とは無縁だ。

ハンドリングは軽快、ノーズは軽くインを向き、穏やかな初期ロールで車体がふらつくことなくコーナーをクリアする。乗り心地に関しては、大きめの凹凸では素直に振動を車体に伝えるし、引き締まっている足なのは確かだ。しかし、確かなボディ剛性なので安っぽさとは無縁だ。300psを支えるだけに、相当ハードかと思っていたが運転席に座っている限り、肩すかしを食らった印象だった。


高級感がさらにアップ

インパネ
アルファード、エルグランドに対して、外観の存在感では差を付けられていた感のあるエリシオンだが、インテリアの高級感という点では同等以上か勝っている
エリシオン・プレステージは、大型グリルや一直線に伸びた赤いリアコンビランプで迫力を「増量」。インテリアは1列目左右のウォークスルーを廃し、大型コンソールをSG(HDDナビパッケージ)、SZなどに標準装備した。エスティマも含めたライバル車の中で、質感という点では勝っている。オプションの本革シートがさらに高級感をアップの一助になっている。

居住性に関しては、車高の低さで乗降性には不満がないものの、2・3列目席の床面からのシート高がもう少しあった方が座りやすいと感じた。3列目に3人乗車はややキツイ。頭上空間はコブシ1個弱あるものの、足を2列目下に入れることはできない。サードシートは大人なら2名までが、エリシオン・プレステージ「らしさ」を味わえる人数だろう。

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