ドレスアップ派にも受けそう
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全長4285mm×全幅1755mm×全高1670mm。ホンダCR-Vより235mm短く、65mm狭く、20mm低い3列のコンパクトSUV。1.8Lと2.0Lに2WD、4WDともに設定する。価格帯は193万2000円~291万9000円 |
久しぶり、といってはホンダには失礼だが、スタイルを見るだけでヒットを予感させるSUVが登場した。同社には昨秋フルチェンジしたCR-Vがあるものの、主戦場は欧州。サイズ的には日本の道路事情、とくに都市部にハマるのは今回登場した
クロスロードだろう。サイズはまるっきり違うが、どことなく現在モテモテのハマーを想像させる姿だし、ジープのように天井の低い伝統的なSUVフォルムも目を惹く。ローダウンしてドレスアップするベースカーとしての「資質」もありそうだ。一言でいえばカッコいい。
ミニバンではない3列車という選択
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小さめの窓は「彫りが深く」デザインを優先させた印象。金属から削りだしたような彫刻的なフォルム、ディテールが若いユーザーに支持されそう |
ホンダには兄貴分のCR-Vの他に、サーファーやワンちゃん好き御用達を狙ったモビリオ・スパイクもある。しかし、思ったよりもニッチに過ぎて、予想以上にユーザーを捕まえきれていない、というのが実情だろう。新型クロスロードはCR-Vよりも短い全長にもかかわらず3列シートとして、「イザというときの3列目」を欲しがる日本人好みのSUVだ。大型化するSUVの中にあって、コンパクトサイズは大いに歓迎したい。また、ミニバンではない3列シート車が欲しいユーザーへアピールするモデルでもある。
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