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スポーツSUVの優等生「CX-7」(3ページ目)

百花繚乱のSUVにあって、日本では少し大きめのクラスに新型が加わった。北米から遅れての日本登場となったCX-7は、最近のマツダらしく「スポーツ」を主張するアグレッシブな外観が特徴的であり、個性そのものだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

内装色はブラックのみ

CX-7ラゲッジ
ステーションワゴンのようにフラットな荷室スペースをレバー操作のみで作り出せる
車内への乗降性は、ライバルよりも低めのフロア高の恩恵で良好である。前席は大ぶりで170cmの乗員には十分なサイズの背もたれ、座面でゆったりしている。後席の乗り降りもSUVにありがちな、よじ登る感覚とは無縁。開口幅は並のレベルで、後ろのドアがもう少し大きいと乗降はさらにラクだろう。それでも、流れるようなサイドビューと迫力あるフェンダーを獲得するためには仕方なかったと納得がいく。デザインコンシャスな割には実用性があまり損なわれていないのも美点だ。

低めのフロア高で使いやすい荷室

後席は前席を170cmのドラポジでセットすると、膝前にタテにコブシ1個半強、頭上は1個半くらいのスペースがある。大柄な人でも狭くは感じないはずで、大人4人が十分快適に移動できる広さだ。荷室はラゲッジルーム内の後方、両側に設けられたレバーを使い、背もたれを倒すことで容易に拡大でき、段差もほとんどない。後席を倒すと実測で約180cmの荷室長、荷室幅は狭いところで約105cm、最大で約135cm、荷室高さは約75cmあった。トノカバーも軽くて脱着しやすい。

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