コンパクトカーからスポーツカーまで混走レースが登場!
鈴鹿クラブマンレースはアマチュアならではの激しいバトルが展開される。 |
三重県・鈴鹿サーキットで開催されているアマチュアレース『鈴鹿クラブマンレース』に今年から新しいカテゴリーが登場することになった。
新たに設定されるのは『スーパーツーリングクラス』というもの。その名の通りツーリングカー=ハコ車のレースなのだが、このレースは車種を限定したワンメイクレースとは異なり様々な車種が参戦可能なのが特徴だ。
昨年まで同レースでシリーズ開催されていたツーリングカーレースといえば、「FFチャレンジ」と「EK9」がある。しかし、「FFチャレンジ」はシビックEG6とEK4、「EK9」はその名の通りEK9型のシビックタイプRを使用したもので、どちらも旧式のシビックを使用したものだった。EG6、EK4、そしてEK9もすでに街でほとんど見かけなくなった年代物の車両であり、中古車市場での玉数も減少してきている。
新しく登場する『スーパーツーリングクラス』は車種を限定していないクラスであるため、自分の好みの車両で参戦できる。中古車市場に安く出回っている程度の良いハコ車を見つけ、レース仕様に改造することで週末にレースを楽しむことが可能なのだ。極端な話、奥さんのマイカーを買い替える時、下取り価格があまりに安ければ、売らずにそのままレース仕様に改造してしまえば最高の「オモチャ」にすることができる。(AT車両からの改造も可)
レースはやりたいけど、いきなりフォーミュラカーなどのレース専用車両の購入となると躊躇する人にとっては『スーパーツーリングクラス』は気軽に参戦できる嬉しいカテゴリーだ。
どんなクルマが参戦できるの??
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『スーパーツーリングクラス』は「スーパーツーリング1」と「スーパーツーリング2」の2つのクラスに分けられて開催されるが初年度の2009年は混走で開催される。
レギュレーションによると参加可能な車両は「2009JAF国内競技車両規則第1編第3章(一般規定)、第4章(安全規定)に従い、通常に国内モデルとして、生産、販売された公認、登録車両」とされている。
2クラスのクラス分け、及び該当する車両の例は以下の通り。
【スーパーツーリング1】 気筒容積が901cc~1500cc
トヨタ・ヴィッツRS(1496cc)、日産マーチ(1240cc)、マツダ・デミオ(1498cc)、ホンダ・フィットRS(1496cc)などのコンパクトカー
【スーパーツーリング2】 気筒容積が1501cc~2000cc
トヨタ・アルテッツァ(1998cc)、マツダ・ロードスター(1998cc)、ホンダ・インテグラDC5(1998cc)、ホンダ・シビック・タイプR(1998cc)、ホンダS2000(1997cc)などのスポーツタイプ車両
出場車両はロールケージで補強するなどJAFのN1規定に基づいての改造が必要となる。ちなみにスーパーツーリング2にはエアロパーツなどの規定も定められている。また排気量によって最低重量も定められている。
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